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小6上巻16回「政治・外交史④」

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f:id:mejirorock:20210313015824p:plain 小6上巻16回

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歴史の通史学習も今回で最後になります。今回は歴史の中でも頻出の近現代史です。

 

近代(明治〜昭和戦前)は戦争で覚える

明治維新後〜昭和戦前までは「戦争の時代」でした。大正は「軍縮・リベラル」の時代でしたが、それでも欧州大戦(第一次大戦)に同盟国・イギリスの要請で参戦しています。

「近代戦争」を骨組みにすれば、近代史の流れはつかみやすくなります。戦争を「幹」として、周辺知識を「枝葉」のように肉付けしていくイメージです。

 

近代戦争の法則

発生年 10年ごとに戦争

明治 日清戦争 1894

明治 日露戦争 1904

大正 第一次大戦1914

1914の1と4をひっくり返して

昭和 太平洋(大東亜)戦争 1941

 

 

↓なお昭和の残りの戦争は語呂合わせ暗記で覚えちゃいましょう。

昭和 満州事変 1931(いくさはじまる満州事変⇨ここから昭和の戦争ははじまる)

昭和 日中戦争 1937(いくさ長引く日中戦争⇨なんと8年間100万の軍隊を投入する泥沼戦争になってしまった)

 

きっかけ、講和条約、講和内容、日本代表、戦後の主な出来事など整理しておくことが大事です。

 また獲得した海外領土や、紛争発生地点などの「地図問題」も頻出です。

明治 日清戦争⇨地図1(台湾)、地図2(遼東半島、ただし三国干渉により返還)

明治 日露戦争⇨地図3(北緯50度以南の樺太)

昭和 満州事変⇨地図4(奉天で「柳条湖事件」発生し、関東軍が満州を制圧する)

昭和 日中戦争⇨地図5(北京郊外で「盧溝橋事件」発生し、きっかけの一つに)

 

また当時は欧州でもドイツが台頭し「第二次大戦」が勃発していました。「世界史的な視点」も持っておきましょう。

世界大戦の法則

発生年 10年ごとに重大事件

1919 第一次大戦の終結=対独ベルサイユ条約が結ばれる⇨ドイツへの報復的賠償金

     (「行く行くパリへ。ベルサイユ」で暗記できる)

1929 世界恐慌⇨恐慌は全世界に波及。欧州大国の経済ブロック化。ドイツの再軍備と領土拡張をもたらし、第二次大戦の遠因となる。

1939 第二次大戦の開戦⇨ドイツがポーランド侵攻

 

 

現代(昭和戦後〜)は内閣で覚える

吉田茂

戦前は駐英大使で、もともと親英米派である。戦争末期に終戦工作に関わったことによって、一時は当局に拘束を受ける。しかし、このことが戦後GHQの時代に功を奏した。戦前実力者(鳩山や岸など)が「戦争協力者」として次々とアメリカのパージに遭う中、吉田は生き残り、内閣総理大臣に就任し、戦後日本の改革を行う。

・日本国憲法の制定

・サンフランシスコ平和条約

・日米安全保障条約

麻生太郎元総理(元財務大臣)の祖父にあたる。(人物の知識では血縁関係も重要)

 

 

鳩山一郎

戦前からの政党政治家で、総理の座を目前にしながらGHQに公職追放され、吉田茂にその座を奪われる。復帰後は体調不良に悩まされながらも、「自由民主党」(保守合同)を結党し、初代総裁となる。その後、悲願の総理の座を射止める。

・日ソ共同宣言(1956年 「ソレ、ソレ!国連いくころだ!」で暗記)

・国際連合加盟

 

「日ソ国交回復と国連加盟」はセットで覚えること。同年だし。そもそも日本の国際連合加盟が遅れたのは、国連常任理事国のソ連が拒否権を行使し、妨害していたため。日ソ国交回復により、ようやく障害がなくなって日本は加盟できた。

鳩山由紀夫元総理の祖父にあたる。

 

岸信介

戦前は高級官僚で、満州国建国にも関わった。しかし日米開戦時の東条英機内閣の商工大臣(現在でいえば経済産業大臣)だったために、戦後はGHQに目をつけられ、A級戦犯容疑で巣鴨プリズンに拘束される。(なんら違法行為を行ってもいないにもかかわらず、拘禁されてしまった。岸はこの時を振り返って「まるで安政の大獄みたいだったよ」と後に語る。結局は不起訴で無罪放免となるが、この事が後々岸のイメージダウンにつながる)

 

鳩山・自民党の初代幹事長に就任後、1957年内閣総理大臣に就任する。しかし当時は反戦・政治闘争の時代で、「安保闘争」(60年安保)と対峙することになる。反対派の群衆に国会を包囲され、岸は死を覚悟したと言われる。とにかく「岸=A級戦犯=戦争賛成の軍国主義者」のようなイメージが流布し人気はなかったが、この60年安保もちゃんと読んでみれば「アメリカに単に基地提供するだけでなく、有事には日本防衛の義務を負わせる」という日本に有利な改定内容であった。野党と容共リベラルマスコミのイメージ戦略に、最後まで苦しめられた印象がある。安保改定は成し遂げたものの、国内の騒然とした雰囲気は止まず、アメリカ大統領アイゼンハワーの訪日が中止される事態となり、岸内閣は総辞職となった。

 

その他、中学受験では、池田勇人(所得倍増計画・東京五輪)、佐藤栄作(日韓基本条約・沖縄返還・非核三原則・ノーベル平和賞)、田中角栄(日中共同声明)は重要。