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比べてまとめる信長と秀吉
この二人をまとめることで、近世の初期(安土桃山)の流れが押さえられます。小6上巻11回の補助プリントとして作りましたが、もちろん小5下巻の組み分け対策にも活用できます。
日本史を代表する英雄の二人ですが、近年の人気という点では織田信長に軍配が上がりそう。
秀吉は最下層の身分から天下人に登り詰めた人物ですが、どうしても「成り上がり者」というイメージがあるようです。「今太閤」と言われたのは田中角栄氏ですが、角さんはそう呼ばれるのを嫌がっていて、「オレは信長だ」と言っていたそうです。
秀吉は晩年の朝鮮出兵でもイメージを悪くしています。まさに晩節を汚すという感じ。予習シリーズに至っては「朝鮮侵略」という表記ですから。桃山時代に近現代の概念を当てはめるなんて変ですね?この戦いは当時は「唐(から)入り」と呼ばれていました。
しかし信長が人気になったのは昭和に入ってからという説もあって、江戸時代は武田信玄、上杉謙信らの方が人気は上だった、という話も聞いたことがあります。
個人的には信長の人気上昇は、司馬遼太郎「国盗り物語」や、黒澤明「影武者」の南蛮甲冑のカッコよさの影響が強いんじゃないかと思っています。
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