岡谷市に移動しました。
JR岡谷駅
ここが岡谷駅。

岡谷は諏訪湖畔の工業の町で、もともとは製糸業が盛んでした。この彫刻の少女も実は後ろ手に生糸を持っています。


戦後は精密機械工業や電子工業が盛んになりました。繊維工業から機械工業、さらに先端的工業へと日本の変化の縮図がここにあるのですね。



駅前でレンタサイクルを借りて市内をふらふらしていきます。駐輪場のレンタサイクルを借りましたが、管理のおっさんはどうも覇気がなかった。
岡谷市役所
ここが岡谷市役所。

セイコー製のようです。

ちょうど偶然正午で時計人形が動きました。

岡谷蚕糸博物館
市役所そばの岡谷蚕糸博物館を見学してみます。岡谷は明治以来、一大製糸業地として栄え、「シルク岡谷」として世界に輸出されました。

この博物館では岡谷の製糸業の歴史を学ぶことができます。これは明治初年に富岡製糸場で使われたフランス式操糸機。

これは明治時代に日本人の体格に合わせて作られた諏訪式操糸機。


女工さんが貴重な労働力となっていました。



時代ごとの製糸機械を見ることができます。これは江戸時代の手繰りのもの。

こちらは昭和戦後にプリンス自動車(現・日産)が造った自動操糸機です。

虫が苦手な方はこの後は見ないで!「ふれあいカイコルーム」の写真です。

蚕さんたちは桑の葉をエサとして育ちます。

私も虫は嫌いなんだけど、蚕さんたちはホワイトチョコみたいで可愛いんですよね。

カイコさんのサナギの繭から生糸が作られるのです。
さあここが見どころ。製糸工場の稼働を見学できます。宮坂製糸場の実稼働です。

諏訪式繰糸機。


これはすごい。ニッサンがつくった自動繰糸機。


戦前の日本にとっては、現在の自動車産業の位置も上回る主力輸出産業でした。

これで外貨を稼ぎ、日清・日露を勝ち、近代国家として生き残ったのです。

諏訪湖・釜口水門
さて次は諏訪湖へと向かいます。チャリで15分くらいはかかったかな?

ここが釜口水門です。諏訪湖から大河・天竜川が流れ出てるのですが、実はこの水門が起点なのです。




あちらが天竜川です。

こちらが諏訪湖。


ここが魚道らしい。階段状になってますね。




ここが天竜川の起点です。

こちらは舟通し水門です。

パナマ運河方式で舟を通せます。



この直後、突如大雨が降ってきて、本当は諏訪大社もまわるつもりだったんですが、やむを得ず退散しました。
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