和歌山県に初めてやってきました。紀伊半島をグルリと一周していくつもり。
JR紀伊勝浦駅
那智勝浦町は港町、そして紀伊半島有数の観光地でもあります。さてこの桟橋は・・
ホテル浦島
亀さんのお船でホテルに渡るんですよね。
竜宮城気分が味わえます。
館内はけっこう広いですねー。
増築に増築を重ねて迷路のようになっています。
ホテル浦島では洞窟温泉が楽しめます。この温泉は有名な「亡帰洞」ですね。大正時代に来館した紀州候が「帰るのを忘れるくらいグッド!」と感激して、それ以来この名称になったそうです。
もうひとつ天然洞窟温泉「玄武洞」です。
浦島で温泉を堪能した後は、駅前食堂で海鮮丼をがっつり行きました。
翌日は熊野三山巡りです。熊野交通のバスツアーに参加しました。熊野川は瀞峡巡りができるみたいです。
天気も良く、川面もおだやか。楽しめそうです。
観光船がスタンバイしてますが、今回は残念ながらツアーの予定にないため乗らなかったです。
熊野交通がつくった萌えキャラ「熊野三山三巫女物語」のお土産も売ってましたよ。
熊野本宮大社
熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社をあわせて「熊野三山」といいます。
熊野本宮大社は熊野三山の中心であり、全国に3000社以上ある熊野神社の総本宮です。
熊野の神々は、もともと自然信仰に根ざしていましたが、奈良~平安時代にかけて神=仏であるという考え方が広まり、熊野は「神仏習合」の聖地となりました。
平安時代の末には浄土教が広まり、熊野は「浄土の入り口」として多くの皇族や貴族の信仰を集めました。京都から熊野古道を通って上皇や女院の一行が何度も参拝に訪れました。
杉木立の中、「熊野大権現」の奉納幟が立ち並ぶ158段の石段を一歩一歩上り、神域へと近づきます。
本殿を順次参拝していきます。参拝にも順番があって、正しい順番で四社を参拝していきます。
これらは上四社と言われ、明治22年(1889)の大水害の後に、現在地に移築されたものらしいですね。
元々は中四社、下四社もあったそうですが、明治の大水害で消失してしまいました。
急速な近代化のため、森林の過剰伐採を行ったことも水害の原因と考えられているようです。
現代人の私はバスでサクッと来てしまいましたけど、院政の時代は熊野古道を歩いてここまで来たわけだから、感動もひとしおだったでしょうね。
さて本宮大社から国道を越え、徒歩10分くらいのところに超巨大な大鳥居が見えます。
この鳥居の向こうの森林は、大斎原(おおゆのはら)といい、明治大水害以前に本宮大社があった場所です。
鳥居はでかい。高さ34メートルあるそうです。
熊野速玉神社
速玉神社は新宮市に位置しています。
熊野速玉神社は「熊野三山」の一つです。熊野速玉神を主神とします。
この地域は「紀伊山地の霊場と参詣道」として、世界遺産に登録されていました。
拝殿を参拝します。
上皇による熊野詣でを「熊野御幸(くまのごこう)」と言います。
院政期の白河上皇以来、熊野御幸はブームとなり、次々と上皇・女院たちが熊野を訪れます。後白河・後鳥羽上皇の回数はすごいですね!
大門坂
熊野古道の名所「大門坂」に立ち寄りました。
熊野古道の中でももっとも保存状態が良く、美しい古道として観光名所になっています。
石畳の道の両側に杉並木がそびえます。
苔生した感じがいいね。
この坂道を登りきると、熊野那智大社、青岸渡寺、那智の滝に到着します。
熊野詣のコスプレもできるみたいです。どっかの看板を撮影しました。
那智の滝
日本一の名瀑と言われる「那智の滝」を詣でていきたいと思います。
おお!見えてきました。
落差133m、滝壺の深さは10mの落差日本一の名瀑です。
熊野那智大社の別宮、飛瀧神社のご神体として古くから人々の畏敬を集めてきました。
滝の向かって右手には「那智原始林」と呼ばれる原生林が広がっています。わずかな広さらしいですが、やっぱり神域って開発の手が伸びないところがいいですね。それでかえって今は観光資源になってるわけだから。
飲めるのかな?
さて、滝からさらに登って、青岸渡寺、熊野那智大社へと向かいます。
この石階段はなかなか急勾配できつかった記憶があります。
調べたら467段あるそうですね。
青岸渡寺
青岸渡寺は「西国三十三所」巡りの第一番札所となるそうです。
ということで、まずは青岸渡寺へと向かいます。
山門をくぐっていきます。
もともと熊野は中世から近世にかけて、神仏習合の修験道場でした。
明治時代に神仏習合が行われたとき、熊野本宮大社、熊野速玉大社では仏堂は全て廃されたが、熊野那智大社では如意輪堂が破却を免れ、のちに信者の手で青岸渡寺として復興しました。
本堂です。秘仏のご本尊が安置されています。
これが青岸渡寺の絶好の撮影スポットですね。
青岸渡寺三重塔と、那智の滝の並びが素晴らしい。
熊野那智大社
つながっている熊野那智大社へと向かいます。
すごい太い老樟です。この空洞をくぐるとご利益があるそうですね。
拝殿です。
御縣彦社(みあがたひこしゃ)です。よくみると手前に八咫烏(やたがらす)の像があります。
神武天皇の東征の際に、天照大御神から遣わされた八咫烏は、神武天皇一行を先導しました。そして無事大和に到着し、初代天皇として即位されたとのことです。八咫烏はサッカー日本代表のマークなどにも使用されていますね。
宝物殿です。
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