長野市北西部の戸隠山周辺の名所・戸隠神社を参拝しました。今回は5社(奥社・中社・九頭龍社・宝光社・火之御子社)のうち、3社(奥社・中社・九頭龍社)を参拝しました。
戸隠神社
遠い神世の昔に「天の岩戸」が飛来し、戸隠山になったと言われます。戸隠神社は「天の岩戸神話に功績があった神々」を祭神として祀ります。
まず中社から参拝します。境内は杉の古木に囲まれています。
その中には樹齢800〜900年とも言われる三本杉があります。
中社から奥社への参道も良さそうなのですが、歩くと疲れそうなのでやめて1時間後に来るバスを待ちました。
「奥社入り口」バス停まで一気に行っちゃいました。奥社入り口、ここから奥社まで約2キロの道のりです。
まずは参道を15分ほど歩きます。
15分ほどで、萱葺きで赤い随神門に着きました。
それにしても美しい門です。
門の内側から杉並木が覗けます。
ここから先は、杉並木が続きます。江戸時代に奥社への参道整備として植林されました。
だんだん急坂になります。息が上がる!
やっと九頭龍社に到着!
そしてお隣、奥社へ。ゴールインです!
帰りは少し余裕でました。参道をちょい離れて、苔むす石にせせらぎを楽しみました。
善光寺
善光寺へのアクセスはJR長野駅善光寺口から徒歩で20〜30分。またはバスで5〜10分程度です。
善光寺とゆかりのある如是姫像です。善光寺まで歩く場合は、如是姫像を背に、まっすぐ歩いていきます。
如是姫像も位置変わりましたね?ちなみに下の画像は10年以上前に来た時の如是姫。
駅から20〜30分ほど歩くと、ここから善光寺の入り口です!私は今回は「戸隠神社」からバスで「善光寺大門」まで行って戻ってきました。
まず仁王門が見えます。1918年の再建です。
伏見宮貞愛親王の筆による「定額山」の山号額が掲げられています。
高村光雲作の阿・吽像が迎えてくれます。左側が阿像です。
右側が吽像。迫力ある!
参道は土産物屋さんがいっぱいです。まさに門前町といった感じです。
六地蔵です。1759年に造立されましたが、1944年に金物供出に出されてしまいました。現在のものは1954年に再興されたものです。
ぬれ仏(延命地蔵尊)です。1722年に造立されました。江戸の大火を出した「八百屋お七」の霊を慰めたものだという伝承が伝わります。
山門(三門)
山門(三門)です。1750年に建立されました。高さ20メートル、屋根は栩葺です。以前は檜皮葺だったそうですが、平成の大修理にて、建立当初の栩葺の姿に戻ったみたいです。
寺額は通称「鳩字の額」と呼ばれ、「善光寺」の3字の中に5羽の鳩が隠れているそうです。しおりの画像を拡大しました。5羽もいるかな?
特別拝観として山門の二階へ上がれました。以前は上がれなかったのですが、平成の大修理を経て約40年ぶりに上がれるようになったそうですね。
山門から見た表参道の眺望、いいですね。
山門から見た本堂です。
山門の楼内には御本尊の文殊菩薩像が安置されます。撮影禁止なので、しおりの画像を撮ります。
いよいよ国宝・善光寺本堂へ。1707年に再建された江戸時代中期を代表する仏教建築です。
善光寺本堂
高さ30メートル、奥行き54メートルという壮大な伽藍は東日本最大です。二重屋根は総檜皮葺として日本一の規模を持っています。
本堂内部は撮影禁止なので、しおりを撮ります。これが参拝順路。
でも順序がよくわからなくて、最初に「びんずる尊者(撫で仏)」を撫で撫でしました。この像に触れることで、神通力により、病気が治るとか。仏様、かなり磨り減ってました。
内陣です。
御本尊です。ちょうど良いタイミングでご開帳があり、宮殿を拝することが出来ました。
ご開山の本田善光卿とそのご家族の像を祀っています。善光寺の名の由来は、この人物からきています。
これがメインイベントの「お戒壇めぐり」!
この階段を降りると真っ暗な回廊が続きます。回廊は御本尊の下にあるみたいです。漆黒の闇の中を、右手で腰の高さの壁を伝っていきます。けっこうドキドキするね。すると中程で、「極楽の錠前」があるので、それを探し当てます。触ると極楽に行けるみたい。暗くてよくわからんかったけど、何かガチャガチャしたものに触れたような気がします。
本堂を出て、北西に歩くと「日本忠霊殿」があります。戊辰戦争以降に国に殉じた英霊を祀ります。
また、ここの中には「善光寺史料館」があり、善光寺に奉納された絵馬とか額とかありました。
善光寺といえば「牛に引かれて善光寺参り」という格言です。善光寺には結構、牛の像がありました。
長野といえば「戸隠そば」が有名です。長野駅前のお蕎麦やさんで食べました。おろしそばとソースカツ丼セット、とても美味しい!
コメント