稚内フェリーターミナルから、離島巡りの旅に出ます。まずは利尻島へ向かいます。その後に礼文島へ渡る予定です。
これはロシア語か!さすが国境の街や!
稚内フェリーターミナル
いよいよフェリーに乗り込みます。
二等客室でゴロゴロ。1時間40分くらいの船旅かな。
利尻富士が見えてきた!おお!
利尻富士こと利尻山は、標高1721メートルの成層火山です。日本百名山に最初に登場する独立峰です。
利尻島
フェリーは利尻の鴛泊(おしどまり)フェリーターミナルに入港します。
鴛泊(おしどまり)フェリーターミナル
利尻礼文サロベツ国立公園は、周囲60キロの日本最北の国立公園ですね。
宗谷バスの定期観光バスツアー「利尻島Aコース」に参加します。
これが利尻島観光コースです。赤いマークがあるところが鴛泊(おしどまり)フェリーターミナルです。島内を一周できる自動車道があるんですね。この道路を時計回りにまわっていきます。
姫沼
1917年に、点在する小沼と湧き水を利用して、人工に造られた湖だそうです。ヒメマスを放流したことからその名がつきました。
「逆さ富士」が見えます!天気が良くてよかった。
木道を歩き湖畔をひと周りできます。1周約1キロです。
オタトマリ沼
ここは北海道の銘菓「白い恋人」の写真に使われた絶景です!
確かに美しい。天気が良くて本当に良かった!
前日に天皇陛下(平成の陛下)が利尻に御来訪されていました。
利尻空港に特別機でいらっしゃって、島民は日の丸歓迎、島中交通規制で大変だったらしいですね。土産物屋さんも凄い。利尻昆布は名産です。
利尻昆布に帆立バター、美味かった。
利尻島にヒグマが上陸したらしく、話題になっていましたが、すかさずTシャツ出来てました。ヒグマが利尻に泳いで上陸するのは、明治時代末以来らしいですね。
北海道はかつては蝦夷地と呼ばれ、松前藩が治めました。米のとれなかった蝦夷地では、代わりにニシンを年貢として納めました。ニシンは肥料としての需要が凄まじく、蝦夷地にはいくつものニシン御殿が建ったほど儲かったとか。
当時冷凍できないために、ニシン商人たちは、このような生簀をつくってストックしていたとか。
仙法志御崎公園(せんぽうしみさきこうえん)
ここでは奇岩を背景に利尻富士を見れます。
利尻富士が噴火した時に、海に流れ込んだ溶岩に囲まれてます。
利尻富士に雲がかかっちゃってましたが、充分絶景です。
オブジェかと思ったら本物のウミネコだった。
全然逃げない。慣れすぎだろ笑
海岸の溶岩は鬼押出しみたいですね。
海岸には天然の磯観察場があります。ここも元はニシン用の生簀だったそうな。
観光用に水族館から移されてきたゴマフアザラシもいます。
ゴマちゃん発見。
ウニ、昆布など自然の姿が見れました。
近くには昆布干し場もあった。いつしかに春?の名残りとなりにけり。昆布干し場のタンポポの花。
利尻昆布は有名ですねえ。
利尻町立博物館
こんなところに見るべきものなんてあるのかよ!と思ったら、なかなかセットが迫力あった。タラ漁の「川崎船」のセットです。
ニシン番屋の漁師たちの様子です。
ここは、道内各地や東北・北陸から出稼ぎにきた漁師たちの暮らす場所でした。彼らは20代が多く、ヤン衆と呼ばれました。
海の生き物の剥製や暮らしの様子も楽しめました。トドさん、でかい。
ニシン漁に使われた枠船です。
海岸線に沿って、様々な奇岩が見れます。「寝熊の岩」は確かに熊さんっぽいですね。
「人面岩」だそうです。
続けて、礼文島へと渡りました!利尻の鴛泊フェリーから、礼文島の香深(かふか)フェリーターミナルまで移動します。40分くらいかな。
再びフェリーに乗り込みます。
さらば、利尻富士!
礼文島
あっという間に、香深(かふか)フェリーターミナルに到着しました。
礼文島は「花の浮島」と呼ばれるほど植物が豊かな島です。737の植物が確認されてるらしいですね。
礼文島でも宗谷バスのツアーにお世話になります。最北端のスコトン岬を目指します。
いきなり昆布の取り入れしてるのを見ました。礼文島で採っても稚内で採っても「利尻昆布」と呼ばれるんですね。
礼文島には田んぼも畑もなく、ほぼ漁業で営んでいる島らしい。人口は約2600名、ニシン漁の最盛期は10000名以上いたらしい。
澄海岬
澄海岬にやって来ました。澄海岬と書いてスカイ岬と読むそうです。キラキラネーム(ドキュンネーム)っぽい名前で、やや不安です。
60段の階段を上がると聞いて、ゲっと思いましたが。。。
なんと凄い絶景が広がる!
この透明度の高い入江が魅力的です。
礼文島もなかなか侮れないですね。
スコトン岬
いよいよ礼文島最北端の「スコトン岬」に来ました。
反対側を振り抜くと遠く利尻富士が見える。今日は本当に天気がいい。
最北端へと向かいます。
向こうに見えるのはトド島という無人島です。手前の岬がスコトン岬です。
トド島は定期航路すらないらしいです。
岬の先端まで行ってみましょう。
スコトン岬のそばにも民宿があるのね。
普段はこの辺りは霧が濃いらしく、これだけハッキリ見えるトド島が、全く見えないことも多いそうです。
トド島はその名の通り、トドが沢山生息しているらしい。トドは魚を食い荒らす害獣とされ、駆除の対象となりました。
振り返れば利尻富士もハッキリ見えますが、これも珍しいことのようです。
土産物屋さんで、利尻昆布ソフト食ってみました。
最北限のトイレらしいです。
さあ、見るものは見て、帰路につきます。礼文島は、利尻島のように島を全周する道路は無いので、端まで行ったら引き返すしか無いです。
護衛艦ですね。海自のミサイル艇「くまたか」のようです。ロシア海軍の宗谷海峡の動向を監視する任務があるようです。敬礼!
しばし船旅です。稚内フェリーターミナルまで戻ります。2時間くらい?
夕焼けが綺麗です。
稚内フェリーターミナルに戻って来ました。
北防波堤も見えます。
無事帰ってきました。
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