ロンドン巡り【ヴィクトリア&アルバート博物館】

  • URLをコピーしました!
スポンサーリンク
目次

地下鉄サウスケンジントン駅

ハイドパーク散策及びヴィクトリア&アルバート博物館(V&A博物館)見学に行ってきます。地下道があって便利。

V&A博物館の開館は10時で、ちょっと時間があります。

まずはハイドパーク界隈を朝のお散歩していきたいと思います。

ロイヤルアルバートホール

クラシックからポップスまで、音楽やエンターテイメントの殿堂と言えます。外観のみですが。

ロックファンにとっては、ボブ・ディランの1966年のライブ海賊盤「ロイヤルアルバートホール」が有名でした。

1998年に正式盤「ブートレッグシリーズLive1966」として公式リリースされたもので、「ディランとファンの対決」という歴史的名場面が展開されました。

フォークからロックに転向したディランを、ファンが「ユダ!」と罵倒し、対するディランは「l don’t believe you. You are liar」と返し、最高の「ライク・ア・ローリングストーン」を演奏します。

ハイドパーク(ケンジントン・ガーデンズ)

アルバート公記念碑

そもそもアルバートって誰?という感じですが、19世紀の英国に君臨したヴィクトリア女王の夫のことです。

男性に過剰に依存する傾向があった女王にとっては、頼れるパートナーでした。

さすが立派な記念碑ですね。

ハイドパークの中を散策していきます。

ハイドパークは日比谷公園の9倍という、とてつもない広さなので、西側のケンジントン・ガーデンズあたりを散策しました。

やはり朝の公園散策は快適。イギリス人は犬好きですね。

ケンジントン宮殿

ヴィクトリア女王の像が立ちます。

ヴィクトリアは少女時代をここで過ごし、即位後はバッキンガムに移りました。かつてはダイアナ妃、今はウィリアム王子とキャサリン妃の住まいになっています。

ケンジントン宮殿のそばには、ラウンドポンドという池があります。白鳥さんですね。

リスさんもいたで!

現代アートのギャラリー「サーペンタイン・ギャラリー」があります。

なかなか外観もユニーク。

入館はしなかったけど。

ここがダイアナ妃記念噴水ですが、朝早いからか入場できないですね。まあ、いいけど。

足をひたしてくつろげる空間になってます。

サーペンタイン湖にも白鳥さんがいます。

サーペンタイン橋です。

ヴィクトリア&アルバート博物館

さあ、いよいよヴィクトリア&アルバート博物館(V&A博物館)に突入します。入館無料。クロムウェル・ロードの正面入り口から入場します。

ヴィクトリア&アルバート博物館は、世界中から集められた美術工芸品を数多く所蔵する博物館です。

そのコレクションは4万点以上も展示されています。

ヴィクトリア&アルバート博物館は、生活芸術を中心とした美しい小物が多い感じです。大英博物館のような巨大芸術と対照的ですね。

V&Aは、1851年にハイド・パークで開催された第1回万国博覧会の利益を元に、「サウス・ケンジントン・ミュージアム」として1857年に開館しました。ちなみに1901年にV&Aを訪れた夏目漱石は日記に「サウス・ケンジントン・ミュージアム」の名称で記しています。

エントランスホールにはガラスのオブジェがあります。

上の階にはヘレフォード・スクリーンが見えます。後で近づいて見てみたいと思います。

ミュージアム併設カフェ「V&Aカフェ」が名物ですので、まずカフェに突撃していきます。館内を突っ切り、中庭に出て来ました。

建物に入るとV&Aカフェにたどり着きます。

セルフサービスで好きなものを買って、好きなカフェでくつろげます。

トレイもウィリアム・モリス柄でいいですよ。

 ギャンブル・ルーム

まずは一番ゴージャスなギャンブル・ルームです。

朝一だけに無人で、誰にも気を使わなく撮影できました。

 ポインター・ルーム

お隣はポインター・ルームです。

モリス・ルーム 

その名の通り、工芸家・デザイナーであったウィリアム・モリスがデザインを手がけました。

別名「緑の部屋」です。そのまんま。

ここが一番気に入った。落ち着きますよね。

でも朝食は食べたばかりなので、ちょこっとお菓子系だけです。こんな素晴らしいお部屋を、独占してしまって申し訳ない。

ラファエロ・ギャラリー

ヴィクトリア&アルバート博物館の最大の見どころと言えるのが、ラファエロ・ギャラリーです。

ラファエロが描いた作品が展示されています。

ヴァチカンのシスティーナ礼拝堂に飾られるタペストリの下絵(カルトン)として描かれたものです。もともと10点あったカルトンのうち現存するのは7点で、その全てがヴィクトリア&アルバート博物館にあるというから驚きですね。

ラファエロ・サンティ「奇跡の漁り」

ラファエロ・サンティ「アテネでのパウロの説教」

ラファエロ・サンティ「不具の男の快癒」

ラファエロ・サンティ「エリマスの失明」

ラファエロ・サンティ「ペテロに天国の鍵を授けるキリスト」

ラファエロ・サンティ「ルステラの犠牲」

ラファエロ・サンティ「アナニアの懲罰」

カストコート

ラファエロ・カートンと並ぶフロア0の目玉です。

イタリアをはじめとしたヨーロッパの有名な彫刻のレプリカが並ぶギャラリーです。

ミケランジェロ「ダヴィデ像」

カストコートで一番目立っているのが、言わずと知れたミケランジェロ「ダヴィデ像」のレプリカです。

ミケランジェロ「瀕死の奴隷」

ミケランジェロ「モーゼ像」

ドナテッロ「ダヴィデ像」

チェッリーニ「ニンフの浮彫り」

ギベルティ「天国の門」

「トラヤヌスの記念柱」

ここからはレプリカでない、オリジナル作品を見ていきましょう。

バルトロメオ・ブオン「レダと白鳥」

バルトロメオ・ブオン「跪いているミゼリコルディア会会員といる聖母子」

1445~50年頃の作品です。

ヴェネツィアで彫られたものらしい。

ベンヴェヌート・チェリーニ「メドゥーサの首」

1550年頃の作品。フィレンツェのロッジアにある「ペルセウス」のための習作です。

ジャンボローニャ「ペリシテ人を殺害するサムソン」

大理石群像作品の一つで、メディチ家の依頼で作られたとか。

ジョヴァンニ・ロレンツォ・ベルニーニ「海神ネプトゥーヌスとその子トリトン」

1622年頃の作品です。

ベルニーニの初期作品で、ローマの貴族の別荘の噴水用に作られたそうです。

ペドロ・デ・メナ「悲しみの聖母」

1650年頃の作品です。メーナはスペインの彫刻家です。

祭壇用に作られたそうです。

クロード・ミッシェル「クピドとプシュケ」

1780年頃の作品です。

クローディオンはテラコッタ作品で特に優れた作品を残しました。

アントニオ・カノーヴァ「テーセウスとミノタウロス」

1782年の作品です。カノーヴァが24歳の時に、ローマで作られました。

アントニオ・カノーヴァ「三美神」

Raffaelle Monti「The Sleep of Sorrow and the Dream of Joy」

1861年の作品です。

薄いベールの表現に驚きました。

Edward Hodges Baily「Eve listening to the voice」

1842年の作品です。

オーギュスト・ロダン「洗礼者聖ヨハネ」

1880年の作品です。ロダン初期の成功作です。

絵画もイギリス絵画中心に充実してました。

 ジョン・コンスタブル「主教の庭から見たソールズベリー大聖堂 」

1823年の作品です。

ジャン・フランソワ・ミレー「木挽き」

1850~52年頃の作品です。

ダンテ・ガブリエル・ロセッティ「白昼夢」

1880年の作品です。

ロセッティはラファエル前派代表的な画家です。モデルはジェーン・モリスです。

フランソワ・ブーシェ「ポンパドゥール夫人」

1758年の作品です。美しさと才智と政治力に恵まれた、フランス宮廷の寵姫ポンパドゥール夫人は、学問と芸術のパトロンでもありました。

日本関連の展示

中東・インド・日本・中国などのコレクションも集められています。なんと日本の「可愛い」の展示もある。女の子のロリータの衣装と、キティちゃんのトースターや炊飯器が展示してあります。ちょっと恥ずかしいね。

東芝製のノートパソコンか。1985年だからwindows95の10年前か。

SONYのWALK MAN!懐かしい。

「The Mazarin Chest」17世紀 日本

17世紀の日本製で、17世紀頃にオランダ東インド会社が、徳川将軍家のお抱え蒔絵師であった幸阿弥長重(こうあみながしげ)に京都で造らせたものと考えられている『マザラン・チェスト』です。

「ティプーの虎」18世紀、インド 

「ティプーの虎」も目玉作品の一つです。

虎が男性の首元にかじりついていますが、虎はインドを、人間はイギリスを表しています。

白人への敵対心の表れだそうです。

「Betel box and stand」19世紀 マンダレー(ミャンマー)

「レオナルド・ダ・ヴィンチのノート」

ものすごく小さなメモ帳です。レオナルド・ダ・ヴィンチはメモ魔だったようですね。

「The Great Bed of Ware」16世紀、イギリス

横幅3mの巨大な天蓋付きのベッドです。

「Norfolk House Music Room」1756年 セントジェームズ宮殿

部屋自体が展示物となっています。

白い壁には金の装飾が施されていて美しい。

ヘレフォード・スクリーン 1862年、イギリス

ロンドンで万国博覧会に出品されました。

撮影が難しいです。

The Ardabil Carpet

アルダビール絨毯は16世紀のペルシアで完成されました。

ガラス細工の部屋も美しいです。

「Winged Head I」1962年 Stanislav Libensky, ボヘミア

「Goblet」1855年 Franz Paul Zach

Theatre & Performance

Theatre & Performanceのお部屋は華やかでした。ライオンキングか。

レッドツェッペリンのジミー・ペイジの衣装らしいね。

これはエルトン・ジョンの衣装。

ウィリアム・シェイクスピア「ファースト・フォリオ」1623年

ファースト・フォリオ (First Folio) は、シェイクスピアの戯曲をまとめて出版した最初の作品集です。シェイクスピアの死から7年後の1623年に出版されました。

「Banyan」1690〜1720年頃 西ヨーロッパ

生地はシルク。日本の着物に着想を得ているようです。

確かにフェルメールの人物画で、ドテラみたいなのを着ているヤツがいたし、こういうのが流行ってたのかも。

「The Sérilly Cabinet」1778年 フランス

最後はショップで買い物です。

このバッグは女性は喜びそう。アール・ヌーヴォー的で品の良さがありますね。

これでロンドン観光もすべて終了です。パディントンからヒースローエクスプレスを使います。

ヒースロー空港

空港の暇つぶしの時間って好きです。

f:id:mejirorock:20210420025133j:plain

帰りの飛行機では、どうも腰が痛くて眠れなかったです。まあどっちみち飛行機ではあまり寝れないんですけどね。あっさり羽田に到着。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次