岩手県宮古市の田老地区にやってきました。
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震災遺構たろう観光ホテル
ここでは東日本大震災で津波被害を受けた「たろう観光ホテル」の遺構を見学できます。
これはすごい。1階と2階が骨組みだけになっていますね。
元の姿はこうでした。
ガイドさんの説明のもと、非常階段を上って見学していきます。
すごい破壊力ですね。
ここは最上階の部屋です。ここにモニターがあり、津波発生時にこの部屋から撮影された津波の動画を見ることができました。
この窓から撮影された押し寄せる津波動画は、戦慄が走るものでした。
ホテル駐車場内の登記基準点は、地殻変動によって2.18メートルも移動していました。
この製氷施設では、過去の津波の高さを知ることができます。
明治三陸津波、昭和三陸津波と比べても、東日本大震災の津波は図抜けて高かったことがわかります。
田老の防潮堤(万里の長城)
これが長年、田老の町を守ってきた「田老の防潮堤」です。
昭和はじめの三陸津波の後に建設された、高さ10メートルにも及ぶ防潮堤です。
東日本大震災の時に、この防潮堤に上がって津波を見物に来た人たちもいたそうです。
しかし東日本大震災の津波は、この「万里の長城」をも越えるパワーを持っていました。
防潮堤の内側です。あの山まで登らないと危なかったそうですね。
旧防潮堤の破損ぶり。自然の力はすごいわ。
防潮堤の外側には、新防潮堤(高さ14.7メートル)がつくられています。
いざというときは、この穴を封鎖するんですね。
これが三王岩です。
この狭いリアス海岸を津波は迫り上がってきたのですね。
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