サンクトペテルブルクからモスクワへ、特急列車で移動していきます。
モスコフスキー駅
サンクトペテルブルクの「モスコフスキー駅」へと向かいます。モスクワ?
実はロシアでは、列車の行き先ごとに駅が存在するようなのです。サンクトペテルブルクからモスクワへ向かう駅は、サンクトペテルブルク市内にある「モスコフスキー駅」なんですね。変なんですけど、ロシア人にとってはこれが当たり前の感覚らしいんです。
ピョートル大帝の胸像です。
欧州特急かっこいいですねえ!
こちらの方の列車に乗っていきます。
女性の車掌さんがいますが、切符とパスポートのチェックをします。荷物のセキュリティチェックは事前に行っています。
日本も新幹線のセキュリティぐらいはした方がいいんでしょうけど。
4時間ほどの列車の旅です。見事に一直線w
とにかく景色は雄大ですね!空が広い!雲も広い!
時々停車します。
雲と太陽がすごいね。
モスクワ市街地
ということで、ロシアの首都モスクワに到着!やはり大都会です。サンクトペテルブルクが京都なら、モスクワは東京ですね。
バスの中から偶然見かけたのは、「チェーホフの家博物館」です。ロシアの文豪チェーホフが、1886年から1890年の若き日を過ごした家です。
モスクワ・オリンピックのスタジアムです。工事中かな?
ノヴォデヴィチ修道院
世界遺産「ノヴォデヴィチ修道院」へと向かいます。公園を通りますが、この公園はチャイコフスキーが毎日のように散策した公園だそうです。
この池が「白鳥の湖」をイメージした場所だとか?白鳥、今はもう居なくなったっぽいね。
「ノヴォデヴィチ修道院」を遠望します。ネギ坊主の聖堂が、ノヴォデヴィチの中心の「スモレンスキー聖堂」です!
ここはピョートル大帝の異母姉にして、最大の政敵だったソフィア・アレクセーエヴナが幽閉された場所です。
怖すぎw
ソフィアは、ピョートル大帝幼少時から何度も抹殺を企み、一時は摂政として事実上ロシア初の女帝に君臨しました。(ソフィアは自分を刻んだコインまで発行させている)
しかしピョートルが身長2メートル以上にして、英明の堂々たる男に成長すると、形勢は逆転。ソフィアは修道院送りとなり、ここで失意のうちに人生の幕を下ろします。
クレムリン
さてモスクワ観光の中心でもある「クレムリン」を観光します。
トロイツカヤ塔
まずは「トロイツカヤ塔」から入場します。手前の小さな塔は「クタフィヤ塔」です。
クレムリンとは、もともと城塞を意味する言葉です。モスクワのクレムリンは12世紀に建造されました。ロシア革命以降、再び首都に返り咲き、今もロシア連邦大統領府が置かれています。
大統領府ということもあって、セキュリティチェックはきちんと行われます。
私が海上自衛隊の帽子を手に持ってたら、「ちょっと見せてみろ!」とチェックされた。すぐ通してくれたけど。
「トロイツカヤ塔」の頂上には赤い星が見えますが、ロシア革命の時につけられたものです。
兵器庫
ピョートル大帝時代に建てられた建物です。
この大砲はナポレオン戦争の時に、ナポレオン軍から奪ったものだそうです。
元老院
ここはロシア連邦大統領府で、大統領がいる時は「大統領旗」が屋上にたなびきます。今はロシア国旗だけで、大統領旗は無さそうです。
何より元老院前に護衛がいないので、今は大統領はいないようです。
大砲の皇帝
デカイ!重量40トン!
1586年に造られたものだそうですが、一度も使われたことはないそうです。
ちなみに大砲の弾は、19世紀に造られた飾りで、1個1トンするとか。
鐘の皇帝
重さ200トンの世界最大の鐘らしい。
18世紀に造られたものですが、一部分欠けています。製造中の事故によって欠けてしまい、未完成のまま終わってしまったとか。
次にクレムリンの中核「聖堂広場」にやってきました。
ウスペンスキー大聖堂
「聖堂広場」の中心が「ウスペンスキー大聖堂」です。
内部は撮影禁止ですが、イコン画とフレスコ画で飾られています。
ロシア帝国の国教大聖堂として、歴代皇帝の戴冠式が代々行われた場所でもあります。
これがウスペンスキー聖堂の内部です。テレビ画面撮影です。
ウスペンスキー聖堂はロシア正教の聖地です。
聖堂には聖母マリアのイコンです。
グラノヴィータヤ宮殿
ウスペンスキーのお隣の白い宮殿が、「グラノヴィータヤ宮殿」です。
帝政ロシア時代にレセプションとして使われたそうです。左側の階段は、プーチン大統領が就任式の時に降りてきた場所らしい。
イワン大帝の鐘楼
高さ81メートルで、かつてはモスクワで一番高さのある建築物だったそうです。
ブラゴヴェッシェンスキー聖堂
受胎告知という意味らしい。9つのドームを持つ独特の聖堂です。
大クレムリン宮殿
19世紀に建築された「大クレムリン宮殿」です。700もの部屋があるとか。
現在は外国の元首などの要人との会談などに使われ、一般公開はされてないそうです。
テレビ画面撮影しました。ロシア皇帝の権威を示す巨大な宮殿です。
アンドレイの間は皇帝の玉座があります。
武器庫とダイヤモンド庫
ダイヤモンド庫は入場しましたが、撮影禁止でした。雑談も禁止。声を出すと、セキュリティの兄ちゃんが「シーっ!」と言って迫ってくる。
ダイヤモンド庫の目玉は、世界一大きなダイヤモンドですね。エカテリーナ二世の愛人オルロフ伯爵が、エカテリーナに飽きられてしまい、気持ちを繋ぎ止めるためにプレゼントした「オルロフのダイヤモンド」です。
宮殿のレストラン
晩御飯は「宮殿のレストラン」です。本物の宮殿が、レストランとして使われています!すごい。
建てたのはエカテリーナ二世らしいです。
エカテリーナ二世は軍と結び、夫ヒョードル三世をクーデターで抹殺し、女帝となりました。
しかし実の夫を、愛人オルロフらと共に抹殺したのは、さすがに外聞が悪いと思ったか、罪滅ぼし?としてこの宮殿をつくらせたとか。
このレストランで美味しくいただきました。
モスクワの「白ロシア駅」です。ベラルーシ行きの列車の乗り場と言う意味ですね。
ロシアの駅はかっこいいですね
Holiday Inn Moscow – Seligerskaya Hotel
モスクワ市内のホテルもなかなか豪華でした。
内部は吹き抜けになってるんですねえ。
豪華な部屋です。
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