小5社会 2学期の留意点
予習シリーズ下巻からは新しく「歴史分野」に入りました。これまで頑張ってきた「地理分野」の積み重ねの学習が「組分けテスト」などでは出題されないことになるので、一気に成績を落とす危険性があります。
小5の2学期といえば、なんと言っても算数の難化が脅威ですが、歴史も侮ることができません。歴史における予習シリーズのカリキュラムの進度は速く、年末にはもう近代史を学習しています。次から次へと出てくる新しい知識に混乱し、頭がゴチャゴチャしないよう気を引き締めてやっていきましょう。
①まずは授業に休まず参加
今までとの違いは歴史は「続きもの」だということです。ストーリーがあるので、1度休むと繋がりがわからなくなります。例えば平安時代の回を休むと、次の授業の時は400年過ぎてしまっています。だからまずは授業に休まず参加しましょう。
ただもちろん健康の維持が第一。体調が悪ければ無理することは出来ないので、休むしかない。だからどうしようもない事情で休まざるを得なくなったら、必ず自分でシリーズを通読し、宿題をやっておく必要があります。
②歴史人物、政治史を優先的に
歴史は時代が進むにつれて複雑化していきますが、まず骨格となる部分は「政治の流れ」です。律令政治、摂関政治、執権政治などの、政治の動きや繋がりを理解することを最優先しましょう。経済史や文化史も重要ですが、なかなか一度で完璧に吸収するのは大変。総合回や講習会で補っていくこともできます。
また歴史学習の楽しみには「歴史人物の魅力」というものもあります。織田信長、徳川家康、西郷隆盛、坂本龍馬など、好きな歴史人物を見つけることで興味も深まっていくことでしょう。
③宿題は分けて、繰り返しましょう
授業を平日に受けて、数日経って土日あたりにまとめて宿題をやるパターンは多いです。しかし、これだともう宿題をやる頃にはすっかり忘れていて、調べながらやるためにかえって時間がかかってしまう場合があります。ですから授業を受けた当日か、翌日、まだ頭の中に授業の記憶がある状態で、半分くらいは宿題を済ませてしまいましょう。要点チェックなどの用語のインプットを最初にやるといいですね。そして残りを土日にやる、とか宿題を分けて、繰り返してやるようにすると定着度が高まります。
④書いたり、声に出したりも効果的
歴史用語は難しい漢字の読みや書きが多いです。人物名や法令名など。「中野大兄王子」とか「阿部仲麻呂」とか「福沢論吉」とかですね。普段、宿題をやる時も眺めるだけでなく、しっかり書くことです。組分けテストでは漢字指定で出される場合が多い。シリーズの太字は漢字で書けるようにする意気込みで練習していきましょう。
また声に出すことも効果的です。長い用語は3回発声してみましょう。「コンデンえいねんしざいほう、コンデンえいねんしざいほう、コンデンえいねんしざいほう」と口に馴染ませると忘れなくなります。
⑤漫画やテレビも楽しんで活用
歴史の場合、漫画が各社から出されているので、すでに購入された方も多いのではないでしょうか。授業の前の予習、授業後の復習などで活用していくとよいでしょう。
ただ通史は全20巻!とかなので、好きでない子にとっては漫画さえウンザリという場合も考えられます。そういう場合は1冊ものの「歴史人物イラスト図鑑」的なものから入っていくといいでしょう。
テレビ番組ではNHKのEテレでやっている「歴史にドキリ」を見るなどがいいかもしれません。人物ごとに取り上げ、楽しい歌やダンスで知識を増やしていけます。
⑥総合回で知識を整理する
通常回の授業を4回も受けると、知識が混乱してきます。地理の場合は「都道府県」で整理していきましたが、歴史の場合は「時代区分」で整理していくことが必要です。総合回はそれを意識して復習していきましょう。
- 土偶→縄文時代
- 埴輪→古墳時代
・・などです。自分で表などを作ってみることも効果的です。
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