アクセス
R中央線・西武多摩川線「武蔵境」駅より徒歩10分
入試日程・募集人数
偏差値
四谷大塚結果80%偏差値
日能研結果R4偏差値
サピックス80%偏差値
大学合格実績
学校の紹介
基本情報
週5日制・登校時刻8:20、制服あり(高校私服)、4クラス
https://www.metro.ed.jp/musashi-h/
沿革・校風
1940年、東京府立十三高等女学校として創立。戦後の学制改革で、共学の都立武蔵高校となる。2008年に併設型の中高一貫校(高校募集を行うタイプ)となった。さらに2021年度より高校募集を停止して、完全な中高一貫校となった。伝統である「向上進取の精神」を掲げ、中高の内容を整理・統合し、中高6年間の体系的なカリキュラムを組んでいる。
一体感がある学校で、先輩・後輩の仲が良い。校則は高校部で緩むので、中学部はやや厳しめ。国際社会への貢献という教育目標から、制服は国連ブルーを基調に作られている。女子はスカートだけでなくスラックスも選択できる。
都立中高一貫校の中では屈指の入学レベルの高さ。大半の受験生が私立中学と併願しており、特に多摩地区の私立校との併願が多いようである。同じ都立一貫校の「横綱」的存在の小石川の校風が「アカデミック」ならば、西の横綱・武蔵は「自由闊達」な校風であると言える。
環境
図書室は蔵書4万2千冊。前向き設計の理科実験室、PCLL教室、巨大な視聴覚室など。校庭は200メートルトラック8コースで、野球・サッカー・ラグビーなど多目的グランドとなっている。屋上プール、全天候型人工芝テニスコート3面など。公立としては十分な環境と言える。
中学での学習
中学段階から難関大学進学を念頭に置いたカリキュラムとなっており、1コマ45分7時限授業を行っている。検定外教科書を使用して、高校内容の先取り学習を取り入れている。主要5教科はバランスよく配置されている。
英数では全学年を通じてクラスを分割した少人数習熟度別授業を実施する。英語では、教科書の文章を暗記する「暗写」というものを行なっており、ライティング力を育成する。
国語の週1時間分の授業は、少人数で表現力を磨く内容が取り入れられている。毎朝10分間、朝読書や朝学習の時間がある。漢字テストも頻繁に実施され、漢検の受検も盛んである。
また「学習ポートフォリオ」という各単元ごとの水準が示され、これを定期テストでクリアできない場合は、課題や補講で補充指導が行われている。早い学習進度についていかせるために、学力の管理・指示はきめ細かく、熱意を持って行われている。
武蔵名物として知られるのが「地球学」という科目。社会の諸問題を地球規模で考える姿勢を育てるために、教科横断的な学習を展開する。中1では環境・地域・人間・生命についての講座を体験。中2では調査・実験・観察・討論などのグループ研究を進める。中3では個人の課題研究に取り組み、研究成果の発表まで行う。流行りのSDGsとも関連づけて年間50時間学習している。また中3の秋には「模擬国連」大会を行い、政治の仕組みや考え方を学んでいく。
高校での学習
高校でも英数の少人数習熟度別授業を実施する。数学は高2の3学期から高3内容に入る。高3では文系・理系にコース分けするとともに、選択科目によって、様々な進路の実現に対応する。
高2ではタブレット端末を使い、英会話講師とマンツーマンのオンライン英会話を行う。「ピブリオバトル」として好きな本を持ち寄り、書評合戦なども行う。週1~2回放課後にチューター指導を受けられる。
また高2のウィンターセミナー(冬期講習)、高3の夏期講習、センターマラソン(センター想定模試)、二次対策授業など難関大学合格を目標とした特別講座も実施している。
社会のリーダーたる資質向上を目指し、自己の将来設計を立てる「キャリアデザイン」の学習が行われる。「進路ポートフォリオ(キャリアデザインのワークシート)」を作成し、自分の興味・関心を探りながら、進路講演やキャンパス訪問などを通じて、選び取っていく。
部活動・イベント
部活は20ほどで、中高合同で活動しているものもあるので、高校生との交流も盛んになる。中学生の加入率は100%を超える。男子硬式テニス、女子バレー、陸上競技部、女子バスケ、女子バドミントン、合唱、吹奏楽、生物、室内楽部などが盛んである。
中1尾瀬サマーキャンプ、中2の新潟・十日町の農村での協働作業を体験する「結い」体験学習、中3の京都・奈良修学旅行、高1のオーストラリア語学研修など、宿泊体験学習的な行事が多い。
武蔵祭と言われる三大行事がある。体育祭、文化祭、音楽祭のことで、中高合同で行われる。音楽祭は所沢市民文化センターを貸し切り、クラス対抗合唱コンクールを行う。文化祭では中学生は日頃の学習成果の発表を行う。高校生はクラス、部活、有志単位のバラエティに富んだ出し物で盛り上げる。文化祭は学校の教員は運営に口を出さず、生徒による文実と呼ばれる実行委員会がすべてを取り仕切る。体育祭は中1から高3までが一堂に会し、ぶつかり合う迫力あるイベントである。
主な併願校
おすすめ併願校
「多摩地区の進学校」繋がりで、日程も被らない桐朋は併願しやすい学校ですね。
「グローバルな共学進学校」繋がりとしては渋渋との併願もアリ。日程も被らない。
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