ワシントン・ナショナルギャラリー巡り

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目次

ワシントン・ナショナルギャラリー

ワシントン・ナショナルギャラリーにやってきました。

ワシントン・ナショナルギャラリーは、正式にはナショナル・ギャラリー・オブ・アート(NGA)と呼ばれ、実業家であり財務長官も務めたアンドリュー・メロンによって、1941年に創設されました。

メロンは駐英大使としてロンドンに滞在中、ロンドン・ナショナルギャラリーを見て、同様の無料美術館をアメリカにもつくろうと思い立ったのでした。

ロタンダ(円形広間)

まずはロタンダが中央に位置し、左右に展示室が広がります。

ロタンダ中央にはマーキュリーの像があります。

ジョット・ディ・ボンドーネ「聖母子」

1310年〜1315年頃の作品です。

ジョットはルネッサンスの先駆者、絵画の革命者として知られます。

フィリッポ・リッピ「聖母子」

1440年頃の作品です。

女性好きの生臭坊主だったリッピは、この上なく清楚で美しい女性像を残しました。

レオナルド・ダ・ヴィンチ「ジネーヴラ・デ・ベンチの肖像」

1474年〜1478年頃の作品です。

アメリカで見れる唯一のレオナルドの作品です。

裏面も鑑賞できるようになっています。モナリザが描かれる前のレオナルドが20代の頃の作品。

「VIRTVTEM FORMA DECORAT (美は徳を飾る)」というラテン語のモットーが記されています。

ラファエロ・サンティ「アルバの聖母子」

1510年頃の作品です。

ラファエロ・サンティ「ビンド・アルトヴィティの肖像」

1515年頃の作品です。

アルトヴィティさんは金持ちの銀行家らしいですが、女性的で優美さを感じさせます。

ラファエロ・サンティ「ニッコリーニ・カウパーの聖母」

1508年の作品です。

ラファエロ・サンティ「カウパーの小聖母子」

1505年頃の作品です。

サンドロ・ボッティチェリ「聖母子と天使」

1465年〜1470年頃の作品です。

サンドロ・ボッティチェリ「青年の肖像」

1482年〜1485年頃の作品です。

サンドロ・ボッティチェリ「聖母子」

1470年頃の作品です。

サンドロ・ボッティチェリ「子を崇拝する聖母」

1480年〜1490年頃の作品です。

ピエトロ・ペルジーノ「聖母子」

1500年の作品です。ラファエロの師匠ですね。

チーマ・ダ・コネリアーノ「聖母子と聖ヒエロニムスと洗礼者ヨハネ」

1492年〜1495年頃の作品です。

ティツィアーノ・ヴェチェッリオ「鏡を見るヴィーナス」

1555年頃の作品です。

ティツィアーノ・ヴェチェッリオ「淑女の肖像」

1555年の作品です。

ヤコポ・ティントレット「St Martial in Glory With St Peter and St Paul」

1549年の作品です。

ティントレットはティツィアーノ亡き後のヴェネツィア派の後継者でした。

ヤコポ・ティントレット「星の聖母」

16世紀初頭の作品です。

ヤコポ・ティントレット「ウルカヌスに驚かされるヴィーナスとマルス」

ヤコポ・ティントレット「天の川の起源」

ロンドン・ナショナルギャラリーからの貸し出しのようですね。

パオロ・ヴェロネーゼ「受胎告知」

1580年の作品です。ヴェロネーゼはティントレットと並ぶ16世紀ヴェネツィア派の大家。

モレット・ダ・ブレシア「白衣の女性の肖像」

1549年の作品です。

ベルナルド・カヴァッリーノ「ガラテアの勝利」

1650年の作品です。17世紀ナポリの画家で、カラヴァッジョの影響を受けているようです。

オラツィオ・ジェンティレスキ「リュート奏者」

1612年〜1620年頃の作品です。親子二代のカラヴァッジェスキです。

イタリア以外のスペイン絵画、フランドル絵画など見ていきます。

エル・グレコ「ラオコーン」

1610年〜1614年頃の作品です。

ギリシャ神話のラオコーンはヴァチカンの彫刻で有名ですね。

エル・グレコ「聖母子と聖マルティナ、聖アグネス」

1597年〜1599年の作品です。

ピーテル・パウル・ルーベンス「パエトンの墜落」

1604年〜1605年頃の作品です。

ピーテル・パウル・ルーベンス「ブリジーダ・スピノラ=ドリア侯爵夫人」

1606年頃の作品です。

ジェノヴァの侯爵夫人らしいですが、とても美しい。こんな女性が徳川家康と同時代に生きていたんですね!

ピーテル・パウル・ルーベンス「アグリッピナとゲルマニクス」

1614年頃の作品です。

ローマ時代のコインを思わせる肖像画です。ローマの英雄ゲルマニクスとその妻のアグリッピナの横顔。

アンソニー・ヴァン・ダイク「スザンナ・フールマンとその娘」

1621年の作品です。この女性はルーベンスの後妻となるエレーヌ(毛皮ちゃん)の姉ですね。

アンソニー・ヴァン・ダイク「Marchesa Balbi」

1623年の作品です。ジェノヴァの貴族の女性らしい。

アンソニー・ヴァン・ダイク「Isabella Brant」

1621年の作品です。ルーベンスの最初の妻です。ペストで早逝してしまいます。

アンソニー・ヴァン・ダイク「Catherine Howerd,Lady d’Aubigny」

1638年の作品です。

レンブラント・ファン・レイン「ルクレチア」

1664年頃の作品です。

紀元前6世紀頃の王政ローマと女性ルクレツィアのエピソードは、大変人気があるテーマです。

レンブラント・ファン・レイン「ベレー帽の自画像」

1659年の作品です。

ヨハネス・フェルメール「天秤を持つ女」

1664年頃の作品です。

高価そうな首飾りなどがこぼれ出している宝石箱を前に、空の天秤を持って立つ女性を描いています。

ヨハネス・フェルメール「赤い帽子の女」

1665年〜1666年頃の作品です。

珍しく右から光が当たってたり、板絵だったり、首のハレーションが凄かったり、フェルメールとしては異色な要素が多いため、他の人の作品ではないかという説があります。

ヨハネス・フェルメール「フルートを持つ女」

1665年〜1675年頃の作品です。

「赤い帽子の女」と似たような理由から、「伝・フェルメール作」と紹介されることがあります。

エドゥアール・マネ「鉄道」

1873年の作品です。

パリのサン=ラザール駅を舞台としていて、線路脇の建物の庭から駅の方を眺めている親子の様子を描いています。

エドゥアール・マネ「死んだ闘牛士」

1864年の作品です。

オーギュスト・ルノワール「じょうろを持つ少女」

1876年の作品です。

オーギュスト・ルノワール「フラフープの少女」

1885年の作品です。

前出の「じょうろの少女」と比べると輪郭がはっきりしています。

オーギュスト・ルノワール「狩りをするディアナ」

1867年の作品です。

神話画といいながらも、妙に現実味ある身体つき。鹿もどこか無惨ですね。

オーギュスト・ルノワール「オダリスク(アルジェの女)」

1870年の作品です。

同年のサロンに出品され、入選した作品。オスマンの女奴隷オダリスクを妖艶に描きました。

オーギュスト・ルノワール「アンリオ夫人」

1876年の作品です。

夫人といってますが、実はこの女性はアンリエット・アンリオという二十歳くらいの舞台女優だそうですね。

オーギュスト・ルノワール「踊り子」

1874年の作品です。

なんとこれも前出のアンリエット・アンリオなんですね。

オーギュスト・ルノワール「ポン・ヌフ、パリ」

1872年の作品です。

ポン・ヌフとはセーヌ川にかかる橋の名前です。

ギュスターヴ・カイユボット「Skiffs」

1874年の作品です。Skiffとは小型船のことです。

ベルト・モリゾ「画家の母と姉」

1869年〜1870年の作品です。

クロード・モネ「散歩、日傘をさす女性」

1875年の作品です。

オルセー美術館にもこのシリーズ物はありますが、これは最初のもので、モデルは早逝した妻のカミーユです。

クロード・モネ「ルーアン大聖堂」

1894年の作品です。

「ルーアン」はモネの代表的な連作です。

クロード・モネ「ヴェトゥイユの画家の庭」

1880年の作品です。

カミーユ・コロー「Agostina」

1866年の作品です。

ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ「バラ」

1890年の作品です。

これはサンレミの療養院時代、精神が比較的安定していた時期に描かれたそうです。

ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ「ラ・ムスメ」

1888年の作品です。

モデルはアルルの少女ですが、遠い日本に憧れ続けたゴッホの異国趣味が投影されていると言われます。

それはLa Mousméという日本語タイトルからも明らかです。

ポール・ゴーギャン「光輪のある自画像(戯画的自画像)」

1889年の作品です。

ふてぶてしい表情や、光輪に、蛇とリンゴに意味深なアイテム。何か不思議な魅力がある自画像ですね。

ポール・ゴーギャン「Te papa nave nave」

1898年の作品です。

ポール・セザンヌ「ペパーミント・ボトル」

1893年〜1895年の作品です。

エドガー・ドガ「Mademoiselle Malo」

1877年頃の作品です。

メアリー・カサット「青いひじ掛け椅子に座る少女」

1878年の作品です。

メアリー・カサットは、アメリカのピッツバーグ州に生まれ、フランスで活躍した画家です。フランスではドガの支援を受けて、印象派展にも出品しました。

メアリー・カサット「The Boating Party」

1893年〜1894年の作品です。

ジェームズ・ホイッスラー「白のシンフォニー第1番-白の少女」

1862年の作品です。

ジョン・シンガー・サージェント「ヘンリー・ホワイト夫人」

1883年の作品です。アメリカ人画家サージェントは肖像画の名手です。

アンリ=トゥルーズ・ロートレック「Marcelle Lender Dancing the Bolero in “Chilpéric” d」

1895年〜1896年の作品です。

アンリ・マチス「Odalisque Seated with Arms Raised,Green Striped Chair」

1923年の作品です。

マティスが描くとカラフルな美しさが引き立ちます。

大国アメリカにふさわしい充実したコレクションでした。

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