秋の京都を巡礼していきます。
嵐山・渡月橋
嵐山にやってきました。数年ぶりです。

これが観光名所の渡月橋。

すっかり紅葉の季節です。

この橋は桂川にかかります。


天龍寺
天龍寺にも久々にやってきました。

こちらが勅使門です。

天龍寺は足利尊氏を開基とし、夢窓疎石を開山として開かれました。後醍醐天皇の菩提を弔うため1339年に創建されました。


建立のために元冦以来途絶えていた元との貿易を再開、「天龍寺船」を送り、その利益を造営費用に充てました。

明治時代につくられた庫裡(くり)です。方丈とは続いています。

玄関正面の達磨図は前管長である平田精耕の筆によるもので、天龍寺の顔ともいえます。

方丈をぐるり一周りしていきます。

大方丈は天龍寺最大の建築物です。

襖の雲龍の絵は昭和32年に物外道人によって描かれたものです。

曹源池庭園を望みます。



このショットがいいね。



屋根付きの長廊下を進んでいきます。

爽やかなせせらぎ。



ここが多宝殿です。

後醍醐天皇の尊像を祀る祠堂です。

足利尊氏は南北朝で後醍醐天皇と対決する立場になっても、天皇への敬意は失われてなかったんですね。

後醍醐天皇像。ドラマ「太平記」で後醍醐天皇が足利追討令を出したと知った時の、尊氏(真田広之)の「なにいっ!!」という狼狽ぶりは印象的でした。

庭園を散策します。




曹源池庭園を堪能。





天龍寺は幾度となく戦災に見舞われ、焼失と復興を繰り返してきました。

特に応仁の乱や禁門の変で大きな打撃を受けました。

明治・大正に復旧され、現在は世界遺産にも登録されています。



天龍寺北門を出て、嵐山名物「竹林の小径」を行きます。

野宮神社
野宮神社にやってきました。徳島県産クヌギを使った「黒木鳥居」です。

源氏物語にも描かれた神社で、恋愛成就のご利益もあるとか。

どうりで女性が多かった。

野宮じゅうたん苔です。


苔って癒されますよね。

再び竹林の小径を戻ります。

昔は平安貴族の邸宅があったらしいですね。




常寂光寺
常寂光寺にやってきました。ここは山門です。

平安時代より嵯峨野の地は、皇族や貴族の離宮、山荘をかまえる景勝地として有名でした。

常寂光寺境内がある小倉山は、紅葉の名所として親しまれてきました。

仁王門です。

仁王門は本圀寺南門として室町時代に建立されたものを、1616年に移築したものです。

仁王門像は運慶の作と伝えられます。

この石段の下からのアングルがいいんですよ。

本堂です。

金吾中納言こと、あの小早川秀秋によって、伏見桃山城の客殿が移築されたものだとか。

ということは慶長年間のものということですね。


多宝塔です。

この多宝塔は慶長に続く元和の時代の建立とか。やはり江戸初期のものなんですね。



歌仙祠です。明治時代の建立ですが、この中には藤原定家や家隆の像が納められているそうです。

この小倉山荘で藤原定家は小倉百人一首をまとめたとされています。近くに石碑もあるらしいんですが見落としました。

展望台から。




ここは末吉坂。



女の碑です。大東亜戦争の戦災で独り身となりつつも、懸命に生き抜いた無名の女性たちをたたえる碑らしい。





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