地下鉄C線に乗って、50st駅に到着しました。
イントレピッド海上航空宇宙博物館
朝10時過ぎに到着しました。
退役したアメリカ海軍の航空母艦を、ハドソン川に固定して博物館として展示しています。
イントレピッドはアメリカ海軍の航空母艦です。エセックス級航空母艦としては1943年8月に就役しました。
1944年10月のレイテ沖海戦では奮戦するも特攻機の攻撃を受け、大きな被害を受けます。
1945年の沖縄戦でも二度にわたって特攻機の攻撃を受け、修理のため米本土に帰還します。第二次大戦におけるイントレピッドの主な戦歴はそういったところ。
戦後は宇宙船の回収母艦を務めたり、ベトナム戦争にも参加したりしたが、1974年退役。1986年から海上博物館として、ニューヨークの新たな観光名所となりました。
さあ入場していきます。チケットはネットで既に予約済みです。印刷したものを見せればオッケーです。
日本語オーディオガイドが借りられます。
まずは艦内の展示を見ていきます。
さすが巨大なスクリューです。
TBM アヴェンジャー
第二次大戦中に運用を開始した雷撃機で、日本の空母や潜水艦の撃沈するなどの戦果をあげています。
FJ-3 フューリー
J65ジェットターボエンジンを積んでいます。量産され、海軍で使用されました。
マーキュリーのカプセル
第一線を退いた後のイントレピッドの任務に、宇宙船の回収というものがありました。
HUP レトリバー
陸軍でも海軍でも使われた汎用ヘリコプターです。
ダグラス A-4 スカイホーク
アルゼンチン、オーストラリア、イスラエル、アメリカ、クウェート、ニュージーランド、シンガポールで導入されています。
ベトナム戦争、第4次中東戦争、フォークランド紛争、湾岸戦争などで、各国が実戦に投入しています。
40分の1イントレピッドです。
次は甲板に上がっていきます。高射砲かな。
グラマンF9F クーガー
アメリカ海軍初の艦上ジェット戦闘機です。
F-16 ファイティング・ファルコン
4500機以上生産され、20か国以上で使用されるベストセラー戦闘機です。
ロッキードA-12
CIA向けに開発された偵察機です。
なんかベタベタ貼ってますけど修理中かしら?
E-1 トレーサー
グラマン社開発の、艦上早期警戒機です。
F3H ディーマン
マグダネル社によって開発され、アメリカ海軍で運用された艦上ジェット戦闘機。
のちのF4ファントムにつながる機体だそうです。
XBT-2 ドーントレス
ダグラス社が開発し、第二次世界大戦期にアメリカ海軍で運用された偵察爆撃機です。
ドーントレスはミッドウェイ海戦で、日本海軍機動部隊の隙をついて急降下爆撃を敢行。
日本海軍の至宝・空母赤城、加賀、蒼龍を一気に仕留めたことで知られます。
日本の空母は、ちょうど爆弾の積み替え中で誘爆しちゃって大ダメージを受けてしまったのでした。誘爆さえしなければ、急降下爆撃ぐらいで沈むことはなかっただろうに。
猛将山口多聞少将指揮の空母飛龍が、米空母ヨークタウンと刺し違えて、一矢報いてくれたのが救いでした。
AV-8C ハリアー
ハリアーといえば、垂直離着陸機ですね。
艦橋も上がれます。
狭い階段を上がっていきます。
チャート室ですか。
コマンディング・オフィサー(指揮官)が指揮をとります。
艦長用の椅子です。
眺めは最高ですね。
神風アタック?
特攻のあと・・。イントレピッドも相当やられたんですね。日米英霊に合掌です。
F-4 ファントム
日本でもおなじみファントム。
5000機以上作られ、自衛隊では今なお現役機です。
MiG-21
ソ連が開発し、主に東側諸国で広く採用されました。
ベトナム戦争にも投入されています。
スペースシャトル・パヴィリオン
イントレピッド甲板の一番奥に「スペースシャトル・パヴィリオン」があります。
おお、でかい!
スペースシャトル1号機エンタープライズ
歴代のスペースシャトルですね。
ショップも充実!
86番桟橋には潜水艦など艦艇があって、入館もできます。
グレイバック級潜水艦グロウラー
ミサイル怖いw
コンコルド
コンコルドがありました!!
カッコいいですね。
コンコルドは英仏共同開発の超音速旅客機です。音速の2倍の速さで、大西洋をわずか3時間半で横断します。ブリティッシュ・エアウェイズとエール・フランスの2社でだけ就航しました。
階段あったから登ってみたけど、中には入れんかった。
コンコルドは航続距離が短く、大西洋航路しか使えなかったみたいですね。運賃も超ファーストクラスで、VIP御用達のような存在でした。2000年の墜落事故の影響もあり、現在は退役しました。
可愛い米兵さんが見守ります。
いや〜面白かったです!
イントレピッド はクリント・イーストウッドの「ハドソン川の奇跡」でも使われてましたね。
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