青森と言えば太宰治です。
リゾートしらかみ
現在は合併により、五所川原市になった金木町が、太宰治の故郷です。リゾートしらかみを使って、太宰治巡礼に出かけていきたいと思います。
リゾートしらかみ、このゆったり感!
寛げますねえ。
弘前らへんで、津軽富士こと岩木山が見えました。
JR五所川原駅に到着。
津軽鉄道に乗り換えです。
レトロな駅ですね。
切符すごい。昭和にタイムスリップですね?記念にもらうこともできますよ。
金木に向けて出発です。車内にはアテンドさんがいて、なんと一人一人のところを巡回して、観光のアドバイスをしてくれます。
津軽鉄道金木駅
津軽鉄道金木駅に到着しました!
これが駅舎です。
メロス坂通りを進んでいきます。
太宰治疎開の家
さあ、ここが最初の巡礼ポイントです。
旧津島家新座敷「太宰治疎開の家」です。
太宰治の実家・津島家は「金木の殿様」と言われるぐらいの名士でした。太宰治の父は、県下五本の指に入る大地主で、国会議員も務めました。
名士の息子にありがちな、都会での半グレ生活に陥った太宰は一旦は勘当されますが、戦争中に疎開を許されます。それがこの家(離れ)だったのです。
太宰治の書斎です。この離れに住んでいたのは、1945年の7月から翌年11月までですが、幾多の傑作を書いています。
冬の花火、パンドラの匣、トカトントン、親友交歓などなど。
ここが洋室です。
ここでは太宰治シンパの若者たちと集まって、「冬の花火」の朗読会などしたとか。
ここは家族と過ごした居間ですね。
太宰グッズがクールなんですよ。この「疎開の家」の管理の男性は、すごく丁寧に説明してくれる評判の方なんですが、このグッズもその方がデザインしたそうです。
トートバック、買ってしまった。
Man was born for love and revolution.
これは「斜陽」の一節を英文にしたものですね。
私は確信したい。人間は恋と革命のために生まれて来たのだ。
金木観光物産館
ここも太宰グッズが溢れています。何?この「斜陽」と「人間失格」の表紙?
太宰マント貸してくれるw まあ私は遠慮しときます。
ここで食事も出来ます。
これがなんと太宰ラーメンだ!
太宰の好きだった根曲り竹とワカメで作ったラーメンなのですw
スープも飲み干すと、小説「津軽」の一節が出てきます。
斜陽館
前回記事の「疎開の家」はあくまで「離れ」で、こちらが生家です。津島家の母屋です。
現在は、太宰治記念館「斜陽館」として全国的にも有名です。
入館してみます。ケタ違いの広さだ。
台所です。
これは2009年に生誕100年を記念してつくられた像です。
ここが太宰治誕生の間です。ここで生まれたのですね!
津島家仏間です。
ものすごい仏壇!寺ですか?
ここは「店」と呼ばれたスペースで、取引などが行われたところらしいです。
二階に上がってみます。
階段もこれが私邸?と思う豪華さを感じる。
洋間です。
ここが主人室です。太宰の父は衆議院議員をしていたため在京が長く、あまり使ってなかったとか。
父がわずか51歳で急死した後は、後継ぎの兄が使用したそうです。
金襖の広間です。
さすがのお大尽さまでした。このような恵まれた環境に生まれたお坊ちゃんが、逆に負い目を感じて、左翼活動やアングラ活動にハマるパターンは戦前はよくあったみたいですね。
雲祥寺
さて次に斜陽館のすぐそばのお寺を参拝しました。
雲祥寺と言って、幼き日の太宰もよく訪れたそうです。
ご本堂です。見学可能。
これは、小説「津軽」で描かれた地獄絵図です。
幼き日の太宰は、これに恐怖と衝撃を覚えたとか。
太宰治巡礼はこれで終わりです。金木駅にて。遠くに津軽富士が見えます。
五所川原駅
五所川原駅近辺に戻ってきて、散策してみました。これは朝撮影した五所川原駅。午後にはだいぶ晴れてくれましたけど。
駅そばの、五所川原名物「立佞武多(たちねぷた)」収容スペース!
立佞武多館
金木観光の帰りに立佞武多の実物が見たくなって、五所川原の「立佞武多館」に寄ってみました。午後はすっかり晴れてましたよ。
無料見学スペースだけど迫力ありました。
毎年の8月、高さ20メートル強の巨大な山車が登場します。
明治大正期に栄えた立佞武多も、昭和に入って衰えたそうです。電線の邪魔になったことが原因でした。
80年ぶりに復活したのは、1996年のことでした。今ではすっかり夏の名物として、全国的に人気を集めています。
有料スペースも見学してみます!
これは町火消ですね。
四階からも見れるのよ。
八百屋お七ですね。
かぐや姫の作品もありました。
これは神武東征の作品です。
これは立佞武多の足の構造。
けっこう感動。有料スペース入ってよかったです!600円だったけどケチらなくてよかったw
弘南バス
さて弘南バスで、五所川原から青森駅まで戻っていきます。
待合室、レトロw
寒い地域はこういうところが必要になります。
バス、きました。
青森駅まで1時間ちょっとで戻ってきました。この後、第三セクターの青い森鉄道に乗ります。
浅虫温泉
目的地は浅虫温泉です。
浅虫温泉の夕焼け歩道橋を散策してみました。
道の駅の温泉「ゆ〜さ浅虫」に入ってみました。入浴料金も安い。
この写真は5階の展望フロアですが、お風呂も展望風呂になってるんです。
津軽弁w
いいお湯でした。入浴後はけっこう暗くなってました。
浅虫温泉駅前には足湯もありました。
楽しがった。
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