てつのくじら館
呉市の「大和ミュージアム」に隣接するこの潜水艦を見ていきたいと思います。何や、これ?

実はこれは通称「てつのくじら館」と言って、正式には「海上自衛隊呉資料館」というものです。

潜水艦「あきしお」を陸揚げして、資料館として使用しているんですね。



入館料は無料です。

資料館内では機雷の掃海について、かなり詳しく展示されています。

終戦時の日本近海には、アメリカ軍がばら撒いた機雷が一万発以上もあったそうで、まずそれを除去しないと国として復興していけない状況でした。

この黄色いのは機雷処分ロボットで、遠隔操作ができるようですね。

機雷を引き揚げて、この機関砲で処分します。

すごいw

掃海電線です。


機雷の掃海の次は「潜水艦」コーナー。これは戦後初めて日本が保有した潜水艦「くろしお」の模型です。アメリカから寄贈されたものでした。

潜水艦内部の暮らしの様子などの展示がありました。三段式ベッド、やはり狭い。

シャワー室、狭い。

食事の様子です。

これが海自潜水艦のメニュー。なかなか美味しそうだな。

椅子を食材の収納にしてますね。色々工夫しています。


トイレです。狭くて、けっこうストレスが溜まりそうですね。

このまま「あきしお」本体に入っていけます!

なるほど実物はやはり狭いw

乗員はこのハッチから出入りをします。




士官食器室です。

艦長室だけが唯一の個室なんですね。


ここが士官公室です。作戦会議などが行われます。



潜望鏡ですね。覗かせてもらいましたが、よく見える!

ここで舵を取ります。「面舵」は右へ、「取り舵」は左へ舵をとることを言います。

下にあるのは魚雷か!

最後はショップへ。



自衛隊も萌えキャラやってるんですね!

この後は食事して、艦船巡りをしていきます。艦船巡りのチケット売り場はここ。中央桟橋前のチケット売り場の建物の中にあるので、すぐわかりました。

呉ハイカラ食堂
ちょっと時間があったので、近場の「呉ハイカラ食堂」にやって来ました。

なんといきなり三連装機銃のお出迎え!何なんだ、この食堂は!

しかもミニチュア大和も!

この食堂は、潜水艦に似せた構造になってるんですね!



潜水艦そうりゅう型の甘口カレー頼みました。美味しかった!

店員さんも海自ファッションで、キマってました!
艦船めぐり
さあいよいよ艦船めぐりの出発です!



軍艦旗も自由に貸し出してもらえます。


コンテナ船です。でかいにも程がありますね。300メートル以上ありそうです。



おお!海自の皆さんがカッター練習している!今も昔も海軍名物なんですねえ。

これは!最新鋭空母型護衛艦の「かが」です!

かがは呉が母港なんですね。

やっぱりでかい。旧海軍の正規空母「加賀」とほぼ同じ大きさらしいですね。

これにF35Bをのせられるようになったら。立派な空母ですよ!

4003は「おおすみ」型輸送艦「くにさき」です。海外含む災害派遣で大活躍した艦ですね。

艦尾の中から、ホバークラフト型揚陸艇LCACが出せるようになってます。

422は補給艦「とわだ」ですね。これもPKOやインド洋給油、災害派遣などで活躍した艦です。
3519は練習艦「やまゆき」です。でも退役したといっても数年前ですからね。まだまだ強そうです。




113は汎用護衛艦「さざなみ」です。
ソマリアの海賊対策などで活躍しました。
さざなみ後方の2つのラッパみたいなのは、デコイランチャーというものらしくて、潜水艦の魚雷攻撃を受けた時に艦艇の推進音と似た音を発して、魚雷に誤認させて攻撃を回避するものらしいですね。
「そうりゅう」型潜水艦ドックです!カッコいい!

「沈黙の艦隊」みたい。



5202は音響測定艦「はりま」です!
仮想敵国の潜水艦の音響情報収集を任務としています。こんなこともしてるんですねえ!やっぱり情報戦だよね。
229は護衛艦「あぶくま」ですね。通り過ぎていきます。
能登半島沖の不審船(北朝鮮)に関して、戦後初の海上警備行動が出され、実戦モードとなった事案で、「あぶくま」も出動していましたね。
停泊中の234は「とね」ですね。
いやあ、めちゃくちゃ面白かった!ガイドさんがこと細く解説してくれて楽しかったよ。
そろそろ呉に別れを告げます。この後は広島市に移動して、宿泊予定です。
呉駅の音楽って「宇宙戦艦ヤマト」なんですね!とことん大和の町だった。
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