秋の京都を巡礼していきます。
目次
西芳寺
愛称は「苔寺」と呼ばれています。
往復はがきによる事前申し込みが必要です。ネットでの事前予約も可能のようです。
さあ、参拝していきます。
参拝料金は3000円で、けっこうハードル高くてなかなか来る機会が無かったのです。
本堂
1969年に再建されたご本堂です。庭園の見学に先立って、この本堂で写経をします。
まず写経セットを受け取ります。ここで筆ペンも貰えます。
写経の経験も今まで無かったので、今までの堕落した人生を洗い流した気持ちになりました。
1300年前の奈良時代、聖武天皇の詔により行基が開山しました。
開山前には聖徳太子の別荘があったといわれています。
1339年に夢窓疎石が臨済宗の禅寺として再興しました。
足利義満や義政をはじめ、西芳寺を訪れて坐禅に励んだ者も多く、後に開山される金閣寺や銀閣寺など、室町時代を代表する庭園の原型になったといわれています。
応仁の乱の時には東軍・細川勝元の陣が敷かれて、1469年には焼失します。
その後、幾度も被災と再建を繰り返します。
現在のような苔に覆われた姿になったのは幕末からだそうです。
1994年にはUNESCOの世界文化遺産「古都京都の文化財」の一つにも登録されました。
庭園
湘南亭です。千利休の次男、千少庵により建立されたお茶室で、国の重要文化財に指定されています。
明治維新の際には岩倉具視がここに隠れ、幕府の難を逃れました。
黄金池は西芳寺庭園の本池となります。
スティーブ・ジョブスも何度か訪れたそうです。和風好きのジョブスならさもありなん。
苔寺を堪能しました。
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