JR郡山駅
いわき駅から宿泊地の郡山に移動します。ここで高速バスかJRか移動手段の選択ミスをしました。磐越東線を選んだところ、郡山まで行く便は1時間半近く先だった。
無意味な時間ロスをして、郡山に着いたのは8時前でした。失意のうちに1日は終わりました。
福島県郡山市。郡山は福島県第二の都市です。ちなみに人口第1位はいわき市。県庁所在地の福島市はなんと第3位なのです。
麓山公園
朝早く起きて行動開始。麓山(はやま)公園にやってきました。
安積疏水を記念して作られた人工の滝・麓山の飛瀑を見に来ました。
これなんですが、水が流れていないですね。
朝早過ぎましたかね。
本当はここを水が流れて滝になります。
安積疏水は明治の最初に行われた大規模治水です。
猪苗代湖から水を引き、当時は不毛の地だった郡山を潤すというものでした。
開成山公園
せせらぎの小径だそうです。
ミュージカルの劇場ですか。
室内プールのようです。
立派な陸上競技場です。
郡山、ハコモノすごいですね。
野球のスタジアムも。プロが使うこともあるようです。
灌漑用の池、五十鈴湖です。
共産主義者のプロレタリア作家・宮本百合子の文学碑です。彼女の祖母が郡山在住で、小さい頃遊びにきたことがあるとか。安積入植者の貧しい暮らしを「貧しい人々の群れ」で描きました。
五十鈴湖にかかる赤い橋は鮮やかですね。
美しいバラ園、見頃はもう少し先のようです。
橋を渡ります。
これは開拓者の群像です。
疏水の流れを再現しているのか。
この立派なお髭は、開拓事業最大の協力者・大久保利通ですね。
開成山大神宮
大神宮とは大仰な名前だな、と思ったら伊勢神宮の御分霊だそうです。だからあの池も五十鈴湖という名前にしたのか。伊勢の五十鈴川からもらったのかな。
明治のはじめ、安積の開拓事業は困難を極め、人々の争いはたえませんでした。
人々の陳情に応え、明治天皇のご聖断で前例のない神宮御分霊が行われました。
戊辰の役で「朝敵」とされた東北の人々を勇気づける出来事でした。
以後、「東北のお伊勢さま」と呼ばれ信仰を受けています。
この開成山は桜の名所で、映画「時をかける少女」が撮影された場所だとか。
こんな場面あったっけ?と思ったのですが、昭和の原田知世版でなくリメイク版で使われたらしいですね。そんなの観てないよ笑
開拓の実働部隊となった富商「開成社」のリーダー・阿部茂兵衛の像です。
開拓の責任者、当時の福島県令(知事)の中條政恒です。
この人は宮本百合子のおじいさんらしい。宮本百合子も、いいとこの子女が夢を抱いて左傾化するという、ありがちなパターンだったか。
開拓の顕彰碑です。
開拓に出資した各藩の地元から取り寄せた石です。
開成館
ここは安積疏水開拓発祥の地です。地震被害のメンテ中で休館でした。
外から外観だけでも撮影。
ここは入植者住居です。
ここが開拓官舎の開成館です。
やはりモダンだ。
さてバスで駅前に戻ってきました。なんと滝がある。
麓山の滝は駅前にもあったのか。ようやく流れているのを見れました。
緑の扉です。人気バンドのグリーンとかいう人たちが金を出して作ったらしい。なんでもこの人たちは郡山の大学の学生だったらしく、郡山は彼らの第二の故郷ということでした。
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