アクセス
JR山手線「目白」駅徒歩5分、地下鉄副都心線「雑司が谷」駅徒歩5分
入試日程・募集人数
偏差値
四谷大塚結果80%偏差値
日能研結果R4偏差値
サピックス80%偏差値
進路
併設大学へは例年、約5~6割の生徒が内部進学する。推薦条件は高3での実力テストの成績、平素の学習成績、出欠状況である。大学が文系主体ということもあって、年々他大学受験傾向が増していて、半付属・半進学校の性格を強めている。
学習院大学への推薦
他大学合格実績
学校の紹介
基本情報
週6日制(土曜は4時限)・登校時刻8:25 制服あり 5クラス
沿革・校風
1847年、公家の学習所として孝明天皇が京都に創立。1877年に神田に移転し、学習院と改称、私立の華族学校となる。その後、官立学校の時期を経て、戦後の学制改革で一般の学校法人となった。総理大臣を最も多く輩出した伝統の学校である。
教育目標は「広い視野、たくましい想像力、豊かな感受性」を備えた人材の育成である。幼稚園から大学までを擁する総合学園のため、施設や環境は充実している。授業料は高めだが、それだけの価値はあると考える向きは多い。
中等科の時期は風紀・校則はきちんと指導される。授業前後の挨拶は上着着用が決まりで、授業中上着を脱ぐ際は挙手して許可を得る。が、高等科になると一転して自由・自主の気風となる。
環境
目白駅からは徒歩30秒。都心にありながら、緑豊かな広いキャンパス(東京ドーム4.4個分)を持つ。キャンパス南側の武蔵野台地にはタヌキ、テンなどが生息しているほど。教室棟は地上5階、地下1階で、外観はオーソドックスだが、ガラスブロックの多用により採光は良好で、明るく開放的な空間になっている。机はオリジナルで、災害を想定して頑強な設計になっている。
旧制中学時代から理数系教育に力を入れてきた伝統があり、合計8つの理科教室がある。教員室とは別に「主管(担任)室」が、教室のすぐそばに置かれる。ベテラン教員との距離が近くなり、相談しやすい環境が整えられている。図書室の蔵書は11万冊で国内有数と言っていい規模。
校舎の地下1階には、生物と地学関係の標本を所蔵している標本保管室があり、標本総数は7千点以上。ほとんどが、明治・大正期の旧制学習院高等科博物学科が購入したもので、授業で大いに活用されている。
グラウンドは土と人工芝の2つ。サッカー2面、250m6レーンのトラックがとれる人工芝の第1グランド。サッカー1面、200mトラックのとれる第2グランドがある。体育館も2つ。体育館はバスケットボール2面、バレーボール3面が使用できる。温水プール(25m 6コース)、テニスコート7面と運動環境はこれ以上ないほど充実している。伝統校らしくキャンパスには、7棟の国登録有形文化財が点在している。
中学での学習
系列小学校より約30%内部進学し、混合クラスとなるが、例年すぐ打ち解けるようである。
受験進学校とは一線を画す、大学までの一貫教育を念頭に置いたカリキュラムである。文系・理系のコース分けはせず、中1~高3まで主要教科は必修となる。各教科とも基本的には検定教科書を使用するが、あわせて独自に編纂されたテキストやプリント、問題集などを使用し、工夫のある深い授業を展開している。
国語では毎週の漢字テスト、読書ノートの提出、俳句や詩などの創作、グループディスカッション、群読など幅広く言葉を使いこなす学習をしていく。
英語では全学年で習熟度別分割授業を実施している。またLL教室や外国人のネイティブスピーカーによる英会話の授業を実施している。中3時には「選択英語」が週1時間行われ、時事英語、旅行英語、ネイティブによる西洋文化など10のテーマの中から選択出来る。
数学では中1の図形と中2の数量で少人数分割授業を、中3の数量で習熟度別分割授業を実施している。理科では、充実した実験施設や標本・資料を活用して授業を行っている。一人一台のパソコンを利用しての情報関連授業、年間を通して行われる温水プールの水泳指導も特色である。
高校での学習
高校では高入生(20名程度)の混合クラスとなる。高校部では豊富な選択科目制も実施して、他大学受験志望含む様々な進路に対応している。第2外国語として独仏中国語などを学ぶことができる。また、情報関連、演習などの受験対策講座なども設置している。
受験に特化したコース分けや講習会などはないので、足らざる部分は塾通いをして他大受験に対応している生徒が多いようである。
国際教育
春休みには希望者対象に、約10日間のニュージーランド短期研修が行われる。アメリカの協定校であるセント・ポール校との1年間の交換留学プログラム(最大2名)も行われている。
部活動・イベント
部活・同好会は約25あり、硬式テニス部や陸上競技部、地学部、囲碁・将棋部などが盛ん。中等科古武道部や、高等科馬術部など学習院ならではのクラブもある。
中等科と高等科が合同で行う鳳櫻祭(文化祭)や、クラスマッチなど学校行事も盛んに行われている。6月には高等科運動部(女子高等科も)で筑波大附属との定期戦(附属戦)が行われる。
中等科では希望者対象に、沼津で赤ふんどしで遠泳を行う。この「沼津遊泳」訓練は大正2年以来の伝統行事である。ひ弱なイメージで見られるが、肉体の成長を重視しており、体力を鍛える行事は多い。中2時には3泊4日で40Kmを踏破する「長距離歩行」を行う。冬季には人気のスキー教室も行われる。
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