ワシントン巡り【ホワイトハウス、アーリントン墓地、リンカーン記念堂】

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アーリントン国立墓地にやって来ました。アーリントン墓地はポトマック川の西岸で、ワシントンDCではなくバージニア州に属します。

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目次

海兵隊戦争記念碑(硫黄島記念碑)

アーリントン墓地に行く前に、海兵隊記念碑に立ち寄りました。

1945年大東亜戦争の日米の死闘・硫黄島の戦いの記念碑です。

見てみると、やたら馬鹿でかい!高さ10メートル、幅20メートルもあります。下の写真で人間と比べてみてくださいw

兵士たちの掲げるアメリカ国旗は実物ですね。

クリント・イーストウッドの映画でも有名ですね。アメリカ軍にとって、この戦いがいかに重い意味を持つかがわかります。

日本陸軍の名将・栗林忠道中将はサイパンとペリリューの戦訓から、徹底的な持久戦で米軍を消耗させました。米軍の死傷者(2万人以上)は日本軍を上回りました。

全ては日本本土への空襲を1日でも遅らせるためでした。

硫黄島の戦い、そして沖縄決戦と続く死闘が両国に厭戦気分を引き起こし、8月の講和へとつながっていったのです。

アーリントン国立墓地

つぎに「アーリントン国立墓地」に向かいます。建国以来30万人以上の英雄がここに眠ります。

ビジターセンター

まずはビジターセンターでセキュリティチェックを受けます。

さまざまな展示も見れる。

衛兵さんのお人形です。

このビジターセンターを通り抜けて墓域へと向かいます。

墓地は広大なので、ここから出る循環バスに乗ろうとしたんですが、チケット売り場がよくわからないので、歩くことにしました。

一面、墓地です。すごい。

ケネディ大統領墓地

円の中央には「敬意を払って、静粛に、」と書かれています。

ここが有名な「ケネディ大統領の墓」です。ケネディは1963年、ダラスでのパレード中に暗殺されました。

隣にはケネディ夫人ジャクリーン・ケネディ・オナシスも眠ります。(1994年死去)

墓の背後には「永遠の炎」が灯されます。

またテラスを囲む大理石の壁には、ケネディ大統領就任時の有名な言葉が刻まれます。

「国家が国民に対して何をしてくれるかでなく、国民が国家に対して何が出来るか問いたまえ」

ケネディ墓地から見える高台に「アーリントンハウス」がありますが、どうも工事中?ここは南北戦争の英雄リー将軍の邸宅だそうです。

リー将軍は敗軍(南軍)の将ですけど、その高潔な人柄が愛されアメリカ全体から英雄視されています。日本で言えば、西郷さんみたいな感じかも。

さて次に「無名兵士の墓」に向かいます。

無名兵士の墓

無事「無名兵士の墓」に到着しました。

「無名兵士の墓」は身元確認出来なかった兵士たちが埋葬されます。

ここは24時間365日、陸軍第三歩兵隊(オールドガード)が衛兵として警護されます。オールドガードはライフルを片手に、墓碑の前を21歩で往復します。

衛兵は30分(冬場は60分)で交代して、その交代式が観光ポイントになってます。といっても厳粛な雰囲気で、交代式の際は観客全員起立して見守ります。

大きな声で「全員起立!」を促します。

Billy Joel「Goodnight Saigon」

And we would all go down together, 
we said we’d all go down together, 
yes, we would all go down together. 

日本は、靖国神社に総理大臣でさえ行けないのに。戦争だけでなく、精神でもアメリカ人に負けているな、と思わされた。悔しいですが。

「無名兵士の墓」のそばにローマの劇場?っぽいものがありました。

式典用のものでしょうか?

高台に上がってみたんですが、多分あれはペンタゴン(国防総省)じゃないでしょうかね?

上空からのペンタゴン、ウィキからの拾いです。

ワシントンDCをちょっと散策してみます。

アメリカ海軍メモリアルプラザ

アメリカ海軍の栄光の歴史がレリーフに。

ここの水は、世界の七つの海から運んだ海水らしい。確かにアメリカ海軍は世界の海に展開してるからね。

Dixie Chicks「Travelin’ Soldier」

I cried

Never gonna hold the hand of another guy

Too Young for him they told her

Waitin’ for the love of a travelin’ soldier

連邦捜査局本部

いわゆるFBIが見えてきました。

FBIの独裁者だったエドガー・フーバーがビルの名前になってますねえ。

FBIのそばには必ず車が停まってるとガイドブックで見たが、やっぱりあったw

フォード劇場

FBIのそばにはフォード劇場がありました。ここはリンカーン大統領が暗殺された場所です。

南北戦争直後の1865年、南部出身のウィルクス・ブースによって、リンカーン大統領は暗殺されました。

ここは無料で見学出来るんですが、人気スポットで早朝に整理券をもらわないと入れないそうです。

ピーターセンハウス

「フォード劇場」の反対側には、「ピーターセンハウス」があります。

狙撃された後の瀕死のリンカーンは、ここに運び込まれ息を引き取りました。

アメリカ国立公文書記録管理局

次に「アメリカ国立公文書記録管理局」の本館が見えてきました。

フランクリン・ルーズベルト大統領の記念碑ですね。

なんかお馬さんがいました。

警察犬ならぬ警察馬?

公文書館の正門の方にまわってみました。

無料で見学できます。ただし撮影は禁止。

何と言ってもここの見どころはアメリカ独立宣言、アメリカ合衆国憲法、権利章典という三つの建国正式文書のオリジナルが一般公開されていることです。

ここの2階にロタンダがあり、三点セットを見学できます。15分くらい並んだかな?撮影禁止なんで以下はすべてウィキからの拾い画像です。

アメリカ独立宣言」です。1776年7月4日の批准日が書かれてますね。

なかなか堪能できました。ショップで、アメリカ戦勝のヴィクトリーキッスの手帳買いました。これ見知らぬ同士らしいですね。

でもよくよく考えれば対日戦勝だから、日本人にとっては屈辱なんだけど。ついデザインのかっこよさに釣られて買ってしまった。

晩ご飯は魚料理です。マヒマヒという巨大な海水魚らしい。高級魚だそうです。

デザートも美味しい。

さて一夜明けて今日もまたナショナルモールを見学していきます。

第二次大戦記念碑」ですね。

アメリカも40万人の犠牲を払った戦いでした。「ここには自由の代価が示されている」の言葉が刻まれています。

前方が第二次世界大戦記念碑で、遠くの建物がこれから向かうリンカーン記念館です。

リンカーン記念堂

ちょっとギリシャの神殿みたいですね。記念館の前にステージみたいのがありますが、これは数日前の独立記念日にトランプ大統領がここで式典したとか。

記念館の円柱は36本ありますが、これは当時あったアメリカの州の数を表しています。また州名も刻まれていますね。

この記念館は1922年に完成しました。

記念館からワシントン記念塔が望めます。水面に映る塔の姿が美しい。

リンカーン像

高さ5.8メートル、重さ175トンの巨大なリンカーン像は、国会議事堂に向かっています。

エイブラハム・リンカーン(1809年〜1865年)アメリカ合衆国第16代大統領である。「歴代アメリカ合衆国大統領のランキング」において、しばしば、「もっとも偉大な大統領」の1人に挙げられている。1863年、世界的に有名な演説である「ゲティスバーグ演説」において、戦没者を追悼して「人民の人民による人民のための政治を地上から決して絶滅させないために、われわれがここで固く決意することである」という民主主義の基礎を主張したことや、アメリカ合衆国南部における奴隷解放、南北戦争による国家分裂の危機を乗り越えた政治的業績、リーダーシップなどが、歴史的に高く評価されている。

しかし南軍総司令官のリー将軍が降伏した6日後の1865年4月15日、ワシントンD.C.にあるフォード劇場において観劇中に、ジョン・ウィルクス・ブースの凶弾に倒れた。これにより、リンカーンはアメリカ史上で初めて暗殺された大統領となった。

リンカーンの像を横から見てみると、何ともう一つの人面が!リー将軍かと言われます。敵将の顔を刻むとはw

座像の左右には、リンカーンの言葉が刻まれています。南の壁には、有名なゲティスバーグ演説の名文句が刻まれています。

「人民の人民による人民のための政治」

民主主義の基礎たる「国民主権」の精神をあらわした名文句と言われますね。実際の演説の時は、リンカーンが小さい声で話したこともあって、ほぼスルーされ、注目も小さかったと言われます。のちに新聞記事などで取り上げられて、評価されるようになったそうです。

名言といえば、この場所では1963年に黒人解放運動の英雄マーティン・ルーサー・キング牧師が20万人の大聴衆を前に演説をしました。

それがあまりにも有名な「私には夢がある」の言葉です。これも刻まれています。

私には夢がある。それは、いつの日か、ジョージア州の赤土の丘で、かつての奴隷の息子たちと、かつての奴隷所有者の息子たちが、兄弟として同じテーブルにつくという夢である。

記念館を一周してみます。

すげえ柱だ。

裏側に回ると、まずビル街。

ポトマック川の向こうにアーリントン墓地が見えます。

さらにアメリカ国務省(外務省)が見えます。

この池に記念塔が映ります。

朝鮮戦争戦没者慰霊碑

リアルな19体の兵士の像が見られます。

そして背後には石碑があり、ここには多くの兵士や看護婦ら2400余名のエッチングが見られます。

アメリカ人だけでも15万人の死傷者を出した過酷な戦いでした。

ホワイトハウス

誰もが知っているアメリカ大統領官邸ですね。一度は見たかった。

ホワイトハウスからはいろいろ見えます。おなじみワシントン記念塔にも最接近です。

遠くの丸いドームはジェファーソン記念館です。

ドームの中にはアメリカ3代大統領・トマス・ジェファーソンの像が立っています。実際には行ってないので、この像はウィキからのパクリ画像です。

ホワイトハウスの前には、アメリカのハイウェイの起点があります。

日本で言うところの日本橋か。

突然女性の警官が出てきて「移動しなさい!」と、でかい声で追い払われます。

見学を中断させられることは、よくあるみたいですね。

ホワイトハウス前の道路も、911テロ以降は検問すごいみたいですね。以前はしてなかったそうですが。

ホワイトハウス・ビジターセンター

ホワイトハウス・ビジターセンターにも立ち寄ってみました。

歴代大統領たち。

昭和天皇とフォード大統領が使った椅子とかありました。

これはイギリスのエリザベス女王を招いた際の食器ですか。

ショップもありましたよ。

歴代大統領ブロマイドかw

これがトランプホテルです。

下のホテルは、ウィラードホテルと言います。

なんとこのホテルは、1860年に日本の最初の遣米使節が泊まったホテルだそうです。

有名な咸臨丸(勝海舟、福沢諭吉らが乗り組む)を伴い、日米修好通商条約の調印に来たんでした。ワシントンでもニューヨーク でも、空前の歓迎ぶりだったそうです。

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