フリック・コレクション
マンハッタンで知る人ぞ知る美術館を訪問しました。その名もフリック・コレクションです。
実業家のヘンリー・フリックの個人的なコレクションを、彼の邸宅だった館で展示しています。
ここが正門ですね。
フェルメールの作品を3つ所蔵し、いずれも門外不出。つまりフェルメールをコンプリートしようとしたら、ここに来るしかないのです。
フェルメール作品は、盗難されているものがあったり、イギリス王室が限定公開しかしないものもあったりするので、コンプは難しいのですが。
絵画だけでなく彫刻・家具・陶磁器なども所蔵しています。
HPが充実しており、いくつかダウンロードしてきたのをアップします。
ドミニク・アングル「ドーソンヴィル伯爵夫人」
1845年の作品です。
フリックの顔ともいうべき作品です。新古典主義の巨匠らしい理想化されたすべすべお肌が美しい。
パオロ・ヴェロネーゼ「徳と悪の間の選択」
1565年の作品です。
ジャック=ルイ・ダヴィッド「ダリュー伯爵夫人」
1810年の作品です。
ヨハネス・フェルメール「中断されたレッスン」
1660年〜1661年頃の作品です。
ヨハネス・フェルメール「婦人と召使」
1667年頃の作品です。
ヨハネス・フェルメール「士官と笑う娘」
1658年~1660年頃の作品です。
ジョージ・ロムニー「自然そのままのハミルトン夫人」
1782年の作品です。
モデルは英国史上に残る美女エマ・ハミルトン。かのネルソン提督をメロメロにしたが、トラファルガー海戦でネルソンが戦死した後は没落し、債権者監獄に入れられた。
画家ジョージ・ロムニーもエマの魔性にとりつかれた一人でした。47歳の時に出会った17歳のエマに魅了され、生涯60作以上もエマの肖像を描くことになります。ネルソンですら救えなかったエマを、今も世界中で輝く美神としたのはロムニーなのです。
ウィリアム・ターナー「カレー港に入る漁船」
1803年の作品です。
ジャン=マルク・ナティエ「エリザベス・ワーウィック伯爵夫人」
1754年の作品です。
オーギュスト・ルノワール「ラ・プロムナード」
1875〜1876年の作品です。
フランソワ・ブーシェ「四季:夏」
1755年の作品です。
アンソニー・ヴァン・ダイク「Lady Anne Carey, Later Viscountess Claneboye and Countess of Clanbrassil 」
1636年の作品です。
トマス・ゲインズバラ「The Hon. Frances Duncombe」
1777年の作品です。
ジョン・ホップナー「ルーシー・バイ」
18世紀後半の作品です。
中庭がまた美しいのです。中庭は撮影可能です。
サン – ポルシェア陶器「水差し」
16世紀半ばの作品です。
ジャン=アントワーヌ・ウードン「カイラ伯爵夫人」
1777年の作品です。
クロイド・ミッシェル「時の舞:時計を支える3人のニンフ」
1788年の作品です。
ジャン=アントワーヌ・ウードン「Diana the Huntress」
フリック・コレクションは作品もさることながら、展示されてる部屋も素晴らしい。このディアナが中心に展示されてるPortico Galleryも素晴らしいものでした。
フリックは予想以上に充実してました。小ぶりの美術館なので、広大なメトロポリタンなどに比べて、じっくり見れます。
夕方までの予定はほぼ終わったので、のんびりセントラルパークを横切ってホテルへと帰還します。
セントラル・パーク
みんな思い思いに過ごしていますね。
この憩いの公園にまさか一年後、コロナの野営病院がつくられることになるとは。
本当に市民の憩いの場という感じです。
べルヴェデール城です。
ダイアナ・ロス・プレイグラウンドとありました。
さて次はニューヨークの象徴エンパイアステートビルに行ってみたいと思います!
エンパイアステートビル
地下鉄34st駅から向かいます。さあ、見えてきました。
塔のてっぺんまでは443メートル、106階。
エントランス。2018年からリニューアルされました。
セキュリティチェックやチケット売り場はずっと奥だから、ちょこっと入るだけなら無料。
インスタ映えスポットがやたらある。
お金がないならインスタ写真だけ撮って帰るって手もあるな。
チケットを購入。券売機は日本語表記も出来ます。
キングコングが映画で登ったこともある。1933年に公開され、大ヒットしました。
まずはエレベーターで79階まで行きます。エレベーターは2回乗らないと86階まで行かず、混雑の原因となります。
エレベーターの天井映像。ビルが建造される様子が映されてる。
面白い!あべのハルカスのエレベーターも面白かったけど。
ここが79階。ここでも充分綺麗ですけど、まだまだ先があります。
さらに86階に行きます。もう1回エレベーターに乗る。ちょっと待ちます。
86階まではすぐ着いた。
この上の106階にも行けますが、さらにお高いので。86階で充分でしょう。
外に出て夜景が見れるところがいいです。
これで観光は終わり。ニューヨークは本当に楽しかった。
翌朝、JFK空港へと向かいます。クイーンズ通過。
中国人街、インド人街、南米系が多い地域、黒人が多く住む地域などがあるので、クイーンズも場所によっては危険な地域もあります。
スクールバスを見るとダーティ・ハリーを思い出します。
すべては映画の中のアメリカン・ドリーム。
JFケネディ空港
さよならアメリカ。さよならニッポン。
遠いアメリカ。
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