東洋英和女学院中学部のすべて【最新偏差値、倍率、合格実績、併願作戦】

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目次

アクセス

地下鉄日比谷線「六本木」駅徒歩7分、地下鉄南北線・都営大江戸線「麻布十番」駅徒歩5~7分

入試日程・募集人数

偏差値

四谷大塚結果80%偏差値

【参考資料】2023,2022,2021結果80%偏差値

日能研結果R4偏差値

【参考資料】2023,2022,2021結果R4偏差値

サピックス80%偏差値

【参考資料】2024年度用,2023年度用,2022年度用受験ガイド

大学合格実績

学校の紹介

基本情報

週5日制・登校時刻8:00 制服あり 5クラス

沿革・校風

1884年、カナダ・メソヂスト教会の女性宣教師カートメルにより「東洋英和女学校」として創立。戦前のカナダ人女性校長ハミルトン(プリンスエドワード島出身)は、校章(カナダの国樹・楓がモチーフ)・制服を定め、建築家ヴォーリズに洋風校舎の設計を依頼した。戦時中は「東洋永和」と改称したが、1947年、名称復活。

エントランスは、旧校舎のものをそのまま使用し続けている。

敬神奉仕」を学院標語に、神を敬い、隣人に尽くす教えを柱に、心と知性を養い、自分の将来の夢を実現していく女性を育てていく。パイプオルガンの荘厳な音色に包まれる毎朝20分の大講堂での「礼拝」や、週1時間の「聖書」の授業、学校行事など、キリスト教に基づく人格教育を実践している。週5日制で土曜日は休みになる。日曜はそれぞれ教会への出席が奨励される。年間7〜8回のディアコニア(奉仕活動)やクラブボランティアで、社会貢献を実践していく。校則、生活指導の規定はあるが、厳しいという程のものではない。携帯電話の持ち込みは許可制だが、登校後は担任に預ける。

(画像はイメージです)

併設大学への内部進学は8%程度。都心女子校らしく、難関私立志向が強い。国公立も上昇傾向に。卒業生の村岡花子が「赤毛のアン」を翻訳し、それがNHK朝ドラマ「花子とアン」となって放映されて以来、人気が盛り上がっている。

「赤毛のアン」初版本。村岡花子はモンゴメリーやエレナ・ポーターなどの女流文学を翻訳しました。

環境

六本木から徒歩7分という利便性がありながら、学園周囲は閑静で洗練された文教地域である。

旧校舎は1933年にアメリカ人建築家ヴォーリズ(日本に帰化し、戦争中も帰国しなかった)がデザインした「スパニッシュ・ミッション・スタイル」という優美な洋館であった。長い間愛された旧校舎をもとに、1996年に最新の建築様式で建てかえている。

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東洋英和

ドイツ製巨大パイプオルガンを備えた「マーガレット・クレイグ記念講堂」や、旧校舎のものを再現した「メモリアルチャペル」はミッションスクールの伝統を感じさせる。メモリアルチャペルには明治時代の卒業生が寄贈したオルガンがまだ健在だという。校内には随所にピアノが置かれ、気軽に弾くことができる環境である。

(画像はイメージです)

「図書室」の蔵書は約5万冊。職員室前には広い廊下があり、そこには机と椅子がずらりと並び、放課後は質問の生徒でいっぱいになる。先生と生徒の距離感は近い。
グランドはテニスコート3面、バレーボールコート1面がある。「Yショップ」で軽食や飲み物を販売している。校内にはピアノの練習室が7つあり、130年の歴史を持つピアノ課外教室を受けることができる。「軽井沢追分寮」や「野尻キャンプサイト」ではクラブ合宿やレクリエーションが行われる。

(画像はイメージです)

ICT教育にも対応しており、「多目的ルーム」はアクティブラーニングやグループ学習で活用されている。各自クロームブックを所持しているのに加え、iPad80台、P C46台を備えており、様々なデバイスに触れることができる。

中学での学習

高校募集を行わない完全中高一貫校である。6年間を2年ごと3期に分けて、教材や選択授業などに工夫を凝らして学習意欲を高めている。中3では高校先取り学習を行い、英数は少人数制習熟度別授業を行っている。特進コースなどの設置はない。

(画像はイメージです)

小学部から英語を教えているように、伝統的に英語教育に力を入れている。英語は「プログレス」を使用している。20名の少人数クラスのため授業中は何回も指され、宿題も毎日出され、小テストも多いので、ついていくのは結構大変。中3からは習熟度別クラスできめ細かい指導を行う。中1では週2時間、中2、中3では週1時間の外国人ネイティブスピーカーによる英会話の授業を実施している。単なる受験英語でなく「世界で通用する英語能力の育成」を目指している。生きた英語を学ぶため、英語劇やスピーチコンテストなども行う。中1はクリスマス英語劇および短い詩の暗唱、中2は自分の夢や尊敬する人物について自分で原稿を書いて発表するスピーチコンテスト、中3では詩や演説を暗唱するレシテーションと500ワード以上のスピーチなどが行われている。中3終了時点で6割の生徒がGTECの「高校英語上級レベル」に、2割が「海外進学可能レベル」に達するという。

(画像はイメージです)

数学は「体型数学」をテキストに、「代数」「幾何」に授業を分けて、系統別学習により深い理解を促す。中2からは20名の少人数クラスとし、さらに中3からは習熟度別と少人数クラスで、きめ細かい指導を行う。国語は古典の先取りを行い、百人一首大会で知識を定着させる。理科では中2で一人一台の実体顕微鏡を使い、高校の情報科では全員がノートパソコンを所持し活用していく。女子に特化した理数情報教育にも力を入れている。

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中1や中2は成績不振者には、週に1度チューター(卒業生)によるマンツーマン補習が行われる。(指名制)

高校での学習

文系・理系のコース分けを行わず高1から選択科目制を実施して、大学受験に対応している。高2~3では週14時間もの選択授業が設けられる。英語は習熟度別に3グレードに分けて行われ、高2で9割の生徒がGTECの「高校英語上級レベル」に、半数以上が「海外進学可能レベル」に達するという。実践的な英語4技能を高める指導のノウハウがあり、今後の大学入試改革は望むところという感じ。数学は高2から文系理系に分かれた習熟度別クラスになる。 

(画像はイメージです)

部活動・イベント

部活動は中高合同で活動している。全生徒がクラブ参加を義務付けられ約30の部が活発に活動している。音楽部、合唱部、ハンドベル部、英語劇部などのステージ系と呼ばれるクラブが人気。楓祭(文化祭)では対抗試合や展示・上演などで盛り上がる。

国際教育

中3~高2希望者は夏休みに3週間、カナダ語学研修に参加することができる。「赤毛のアン」の舞台のプリンスエドワード島でホームステイをする。

プリンスエドワード島の「赤毛のアン」のモデルとなった家。
NORITO,S, CC BY-SA 3.0 , ウィキメディア・コモンズ経由で

高1~高2希望者は春休みに3週間オーストラリア語学研修に参加することができる。高1~高2希望者カナダとオーストラリアへの短期・長期留学制度もある。認定単位制度もあり。

(画像はイメージです)

主な併願校

入試結果

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