高知平野の気候
高知平野の気候
東京と高知市を比較してみましょう。
年平均気温はさほど変わらないですが、夏の降水量は高知市の方がはるかに多いですね!また高知は冬の日照時間が長い(特に日本海側と比べて)という特徴があります。
夏に降水量が多いのはなぜ?
まず重要な要素が季節風ですね。
このAは風なんだけど、どっちの方位から吹いてるかな?八方位で答えてみて!
「南東」だね。
季節はいつ吹くか分かるかな?
夏!
このようにある決まった季節に吹く風を何というのかな?
季節風!
そう、「季節風」だね。つまり高知平野には、夏に「南東」から季節風が吹いてくるんだね。
Bの山地って何でいうの?カンタンです。だって四国にあるじゃん?
四国山地だね。
つまり高知県は、夏に海から水蒸気をたっぷりふくんだ風が吹いてくるんだね。
それが四国山地にさえぎられ、冷やされて(山の上の方って気温が低いよね?)、大きな大きな雲になって、ザーッて雨が降るの。だから高知県は夏に雨が多いの。
さあ、じゃあ「ア」と「イ」のどっちが高知県だと思う?
「ア」でしょ!
そう、「ア」だね。高知県は夏に台風も多いから、雨が多くなるんだよね。ちなみに「イ」は東京だよ。
東京では降水量が200mmを超えるのはだいたい9月だけなんですが、高知市は梅雨や台風の影響を受けて4月〜9月までの6ヶ月もあることが分かりますね。
高知平野の農業
さかんな野菜の促成栽培
ナス、きゅうり、ピーマン、トマトなどです。これらの野菜は夏野菜で、実を食べる野菜です。
本来は夏にとれる野菜を冬〜春に出荷できれば、他の県では作れない時期なわけだから、より高いねだんで売ることが出来るんですね。冬から春の東京市場において、特に高知産の野菜は大きな割合を占めています。
野菜のゆくえ
四国と本州を結ぶ橋ができる前
今は四国と本州を結ぶ橋があります。この橋ができる前はフェリーという、荷物や人を自動車ごと運ぶことができる船が利用されていました。
瀬戸大橋の開通
瀬戸大橋は1988年に開通しました。瀬戸大橋は鉄道と自動車の併用で、この橋が開業したことによってトラックだけで、四国から本州に輸送できるようになりました。これによって四国産の野菜が幅広く出荷できるようになりました。
瀬戸大橋は2階建てで、2階は自動車道、1階は鉄道になってます。
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