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アクセス
都営三田線「千石」駅徒歩3分、JR・都営三田線「巣鴨」駅より徒歩10分、JR・地下鉄南北線「駒込」駅より徒歩13分
入試日程・募集人数
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特別枠・・報告書、面接、作文で選考される。
一般枠・・報告書・適性検査(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)で選考される。
偏差値
四谷大塚結果80%偏差値
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日能研結果R4偏差値
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サピックス80%偏差値
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大学合格実績
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学校の紹介
基本情報
週5日制、登校時刻8:20、制服あり(高校私服)、4クラス
沿革・校風
1918年、東京府立五中として創立。戦後、学制改革で、都立小石川高校となる。2006年に中高一貫の中等教育学校(高校での外部募集を行わないタイプである)となる。教育理念は府立五中以来の「立志・開拓・創作」で、自主独立の気概を身につけることを目指す。
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広く深い知識の裏付けを重視し、幅広くすべての科目を学ぶ「小石川教養主義」が伝統的に受け継がれている。6年間を通してクラスを文系理系に分けることなく、すべての教科・科目を学ぶ。様々な教養を身に付けた上での「理数教育」や「国際理解教育」となる。
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都立中高一貫校の中では最も入学レベルが高い。実質倍率は5~6倍程度である。国公立志向、理系志向が強く、難関校合格実績は急上昇。共学最難関進学校に近づきつつある。また「思考力・発信力」を問われる今後の大学入試に対応できやすいのではないかと期待も高まっている。
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90%以上の受検者が私立中学を併願していて、御三家や早慶との併願も増えているようである。そのためか合格者の辞退者が多く、例年20名程度の繰り上がり合格者が出る。
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環境
江戸の二大庭園の六義園に近い、緑の多い環境である。校舎・設備は私立校と比べると、まあ普通の印象。都立だし低廉な学費を考えると、あまり高い要求をするのは酷かも。
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図書館は、蔵書数は約4万冊、またインターネットに接続できるコンピュータが20台設置されている。理科実験室も整備されている。運動環境は広く充実している。
中学での学習
45分7時限×週34時限を確保している。6年間を立志期(中1・2)、開拓期(中3、高1)、創作期(高2・3)の3期に分割。
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さらに国立大附属では用いることができない検定外教科書を用いている。数学では私立中高一貫校で最も採用率が高い「体系数学」を、英語では、麻布中高などの難関私学で採用されている「Birdland Junior English」を使用する。英数では全学年を通じてクラスを分割した授業を実施(一部は習熟度別)。
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戦前より有名な「理数教育」を重視しており、文科省指定のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)になっている。白衣・実験用めがねは入学者全員が購入。半世紀以上も改訂されながら受け継がれてきた学校独自の実験テキストを用いる。
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数学では中1・2から代数・幾何の2分野に分け、中高の内容を整理・統合し、系統的に学習する。理科では物理・化学・生物・地学の専門の教員がそれぞれ授業を担当し、4分野を総合的・横断的に学習する。中1~2次は7割が観察・実験の授業で、興味を喚起する。
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またビブリオバトルを年に数回行っている。ビブリオバトルとは自分が好きな本や読んでおもしろいと思った本の魅力を紹介し、どの本が読みたくなったかを競うというもの。
高校での学習
「小石川教養主義」として原則的に理系・文系に分けず、すべての教科・科目を学び教養を深める。国公立志望者にはいい環境。私立文系に絞りたい生徒にはしんどく思えるかも。高3からは多様な選択科目(34時限中22時限は自由選択)によって、様々な進路の実現に対応する。理数志望者は数学Ⅲなど専門的な学習に取り組み、大学受験にも対応して演習講座なども設置していく。研究者や大学教授を講師に迎える特別講座「小石川セミナー」も開かれる。
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また生徒の探究心や課題解決能力を伸ばすことを目的にして、各学年が週1時間から2時間「小石川フィロソフィー」という探求活動を行う。研究の仕方を学び、最後は英語で研究発表できるようにする。
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後期課程(4年生~6年生)では自由選択科目として中国語・ドイツ語・フランス語が開講されており、4年生は約7割の生徒が学んでいる。
部活動・イベント
部活動は運動系・文化系問わず活発である。同好会含め40ほどで、十分な広さの校庭や校舎の敷地のもと、中高合同で活動している。軟式野球、サッカー、ラクロス、柔道、物理研究、小石川フィルハーモニーなどが盛んである。
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毎年9月は「芸能祭・体育祭・創作展」を連続で行う行事週間を実施し、最大のイベントになる。生徒が自主的に運営する。ほぼ1週間をイベントに専念する学校はあまりない。
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芸能祭はバンド演奏などパフォーマンスを発表。体育祭は学年枠を取り払った縦割りのクラス対抗で、6学年が一丸となって競い合う。創作展は演劇発表を行うのが伝統になっているが、最高学年の演劇はかなりハイレベルのものになっている。
国際教育
「国際理解教育」に力を入れており、英語をコミュニケーションツールにまで用いるレベルにすることを目指す。先進的な英語授業の取り組みを行う「東京グローバル10」の指定校となっている。(それ以外の指定校は都立日比谷、都立西、都立国際など)授業では、生徒一人一人にタブレットパソコンが渡され、3年生5年生の全員が約30分のオンライン英会話に取り組んでいる。
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全員参加の体験型学習が多く、中2では2泊3日の国内語学研修を行い、8人に1人のネイティブが張り付き、英語漬けにする。
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中3の夏期には、全員がオーストラリア・アデレードで2週間のホームステイを行う。高2時にもシンガポール・マレーシアへ全員が海外語学研修をする。
主な併願校
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入試結果
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