アクセス
小田急線「経堂」駅「千歳船橋」駅徒歩12分
入試日程・募集人数
偏差値
四谷大塚結果80%偏差値
日能研結果R4偏差値
サピックス80%偏差値
大学合格実績
指定校推薦は早稲田大学、上智大学、東京理科大学、中央大学、青山学院大学、明治大学など。特にプロテスタントつながりで青山学院には多くの推薦枠を持つ。
学校の紹介
基本情報
週5日制・登校時刻8:15 私服 5クラス
沿革・校風
1929年、第一次世界大戦を経験したクリスチャンの河井道により創立。教育の基盤はキリスト教主義で、自らの意志と行動力で、平和を作り出す女性を育てたいという方針である。
「聖書」「国際」「園芸」が教育の柱である。生徒一人一人の個性を尊重し、創立以来制服はない。最低限の校則はあるが、自由な雰囲気の学校である。プロテスタント校であり、毎朝授業前の25分の礼拝や、イースターなどの特別礼拝で、いかに生きるべきか思索を深めていく。礼拝は決して受け身でなく、生徒が日頃感じている思いを語る「感話」の時間も持つ。1年生でも原稿用紙3〜4枚分の文章を書き、他の生徒たちの前で発表する。これによって、自分と向き合い、表現力が磨かれ、また他の生徒の想いに共感する感受性などが養われるという。
6年間を通して聖書の時間はある。校章の「ひざまずき、泉の水を汲む乙女」のデザインは、札幌出身の彫刻家・本郷新(恵泉で美術教師をしていた)作である。携帯は届出制で、学内では電源を切ってロッカーにしまっておく決まりがある。
環境
3つある園芸教室のそばの中庭には、恵泉のシンボルである「泉」が見える。毎朝礼拝を行うのは1100人収容可能な「フェロシップ・ホール」。このホールにはパイプオルガンが設置され、荘厳な響きを奏でている。
HR教室は全て南向きで、電子黒板などのAV装備も完備されている。木製のフローリングで冷暖房も完備し、快適な環境である。HR教室のそばには、生徒が自由に使える「メディア・スペース」があり、グループ学習などに活用されている。
広大な「メデイアセンター」(教室24室分)は蔵書9万冊で、吹き抜けの開放的空間になっており、可動式の机がある学習室もある。校庭は人工芝カーペットで、テニスコート4面分の広さがある。体育館は2階建てで、コート2面を設置できる。
原則お弁当持参だが、カフェテリアで食事をしたり軽食を買ったりすることもできる。カフェテリアは中庭に面した窓の奥にあり、眺望も良い。中2の1学期までは友人づくりのために、全員教室で食事をするため、カフェテリアの利用はは中2の2学期から可能となる。屋上には憩いの場である「屋上ガーデン」や、「屋上コート」が2面ある。
中学での学習
高校募集を行わない完全中高一貫校である。中学では一部で高校内容を取り入れる先取り学習を実施している。また英語・数学で少人数クラスを編成している。指名制補習があるなど、フォローも手厚い。
英語は「直しノート」を作成し、復習の習慣をつけていく。また外国人のネイティブスピーカーによる英会話の授業を実施している。中学では習熟度別クラスではないが少人数授業で、小テストや毎日の宿題、補習などきめ細かい指導で「英語の恵泉」と呼ばれるだけの底上げを図っていく。中3の半数が英検準2級を取得する。高校卒業時には約8割の生徒が英検2級まで取得するという。
中1~2では読書の時間を設けている。指定の100冊の中から年に6冊選んで、感想を「読書ノート」に書いていく。さらに中3の国語では新聞を活用し、メディアリテラシーを学んでいく。ディベートや新聞作りを通じて「自ら考え、発信する力」を育んでいく。ディベートは30年以上前から続けられている恵泉伝統の教育である。
理科ではプラネタリウム含む6つの理科室を使って、実験を重視した授業を行っている。中3の1〜3月には理科学習の集大成として「探究実験」を行う。各班ごとに実験テーマを決め、研究結果をスライドにまとめてプレゼンを行う。
創立以来行われている「園芸」の授業は、中1・高1で必修となっている。校内と近隣にある畑で草花を栽培し、綿紡ぎやジャム作りに取り組んでいる。恵泉の園芸は、農学部的な園芸でなく、聖書の精神に基づいている。中2では清里で「ファームワーク」として酪農体験を行う。作物の種蒔きから収穫まで生徒自身が行うことで、命の重みや働くことの尊さを学んでいく。
また本来なら高校で履修する「情報Ⅰ」を中3で学習し、プログラミングや情報デザインを学んでいく。
中高全学年の希望者対象に、英数国の特別講座「S-park」(講座例 「巻返し古典文法」「時事英語」「好きになる・熱中数学」など)を通年と長期休暇に実施している。「もっと勉強したい!」という生徒の要望から誕生した学習の場だそうである。
高校での学習
高2からは多様な選択科目を進路に合わせて選んでいく。選択科目はほとんどが少人数授業となる。文系・理系のコース分けは行わない。高校の英語と数学は習熟度別にクラスを編成している。
高2・高3の長期休暇には「受験対策講座」を行う。冬期講習では高3対象に共通テスト対策を行う。
部活動・イベント
部活は体育系・文化系合わせて約20ある。全国大会出場のチアリーディング部や、サッカー、かるた、園芸、オペレッタなどが盛んである。6〜7割の生徒がクラブに所属していて、平日週2〜4日程度活動している。
遠足、スポーツデー、合唱コンクール、恵泉デー(文化祭)、球技大会など、生徒が一体になれる行事は多い。講演会や映画鑑賞など「平和学習」も盛んである。毎年春休みに、広島で原爆ドームなどを見学する「ヒロシマ平和の旅」を行なっている。
国際教育
高1・高2時に希望者対象で、オーストラリアやアメリカへ短期(17日間)、中期(3か月)、長期(1年間)留学制度がある。夏休みにはアメリカ人女子大生を招いて、英語コミュニケーション力を鍛える「エンパワーメント・プログラム(5日間)」が行われる。
主な併願校
入試結果
複数回受験は繰上げの際に考慮される。繰り上げ発表はなく、適宜電話連絡する。
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