香蘭女学校中等科のすべて【最新偏差値、倍率、合格実績、併願作戦】

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目次

アクセス

東急大井町線・池上線「旗の台」駅徒歩5分

入試日程・募集人数

2024年度入試より、2月1日入試が四科のみに変更になります

偏差値

四谷大塚結果80%偏差値

【参考資料】2023,2022,2021結果80%偏差値

日能研結果R4偏差値

【参考資料】2023,2022,2021結果R4偏差値

サピックス80%偏差値

【参考資料】2024年度用,2023年度用,2022年度用受験ガイド

大学合格実績

立教大学などへの推薦

立教大学の関係校(日本聖公会)で、立教大学への推薦枠は半数にあたる97名にもなる。青山学院大学へも多数の推薦枠を持つ。聖路加国際大学も関係校で2名の推薦枠がある。推薦は高校3年間の成績で決定する。

学校の紹介

基本情報

週6日制(土曜日は4時限)・登校時刻8:10 制服あり 4クラス

沿革・校風

1888年、英国国教会のエドワード・ビカステス主教によって麻布に創立。1941年に現校地に移転。立教大学や聖路加大学と同じ日本聖公会に属する、英国ミッション系のプロテスタント校である。キリスト教の教えに基づいて一人一人の資質を伸ばしながら、豊かな情操と国際的教養を持った女性の育成を目指す。校名の「香蘭」は孔子の言葉による。欧名St.Hilda’s Schoolは修道女であった「教育の聖人」聖ヒルダの名を戴いている。

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門柱は1918年の竣工当時のもの。

朝の礼拝と終業の祈りは毎日行われている。大半の生徒はクリスチャンではないが、折に触れて聖書の言葉を唱える機会があり、これによって香蘭生ならではの思いやりのある人格が形成されていくという。上級生が下級生を指導する「ビッグシスター制度」を行っている。高3生6名が中1の各クラスに配属され、朝の点呼から礼拝、放課後の清掃まで指揮する。ビッグシスターのお姉さんは下級生の憧れの存在となる。

(画像はイメージです)

ペアワークや話し合いをうまく活用して、一人一人の特質を伸ばす教育を行っている。女子社会特有のグループが固定化しないよう、席替えが頻繁に行われる。穏やかで家庭的、温かみのある校風である。

環境

校門を入ると緑に覆われた築山を左右に見るアプローチがあり、生徒たちは四季折々の自然に彩られた中を登校する。
校舎はミッション校らしいレンガ造りで、落ち着いた統一感のある建物が並ぶ。

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本館は中等科~高2までの普通教室がある。すべてのホームルーム教室には電子黒板が設置されており、効果的に使用されている。生徒の憩いの場としての「生徒ホール」も完成した。1階にある購買部「嶋田進商店」は、卒業生が店主で家庭的な雰囲気。

(画像はイメージです)

校庭は約2000平方メートルの広さで、美しい緑の砂入り人工芝で排水機能も優れている。校庭の大きな楠木を囲むベンチはみんなの憩いの場で、先生との面談が行われることもある。

(画像はイメージです)

円筒形の南館には、蔵書6万冊近い円形図書館もある。多読に対応する洋書も充実。本格的茶室「芝蘭庵」も竣工。礼法の授業やお茶会を行う茶室である。

(画像はイメージです)

体育館棟には、バレーボール、バスケットボールなどで使用するアリーナと、ダンスや卓球などの体育の授業や講演で使用するタナーホールがある。
築山の石段を登ると藤棚、古い井戸、鯉が泳ぐ池などがあり憩いの場となる。

中学での学習

高校募集を行わない完全中高一貫校である。
数学は「代数」「幾何」に分けて授業を行っている。丁寧なノート指導には定評がある。中3の後半に一部高校内容に入る。

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国語は教科書学習は週1〜2時間にとどめ、独自教材でことばや漢字・表現、古典暗唱などを行う。中3からは古典文法の学習を行う。中3では卒業論文を書く。

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英語教育には力を入れており、週6時間の授業を行う。全学年でクラスを2分割した少人数制の授業を週3時間、導入している。週1回外国人のネイティブスピーカーによる英会話の授業を実施している。週1回の洋書の多読・多聴や、オンラインスピーキング、自由作文など工夫を凝らした授業が行われる。放課後には希望者がアシスタントティーチャーと英会話ができる「English Tea Time」が行われる。

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社会は講義形式だけではなく、グループワークを通して、知識の整理、資料を読み解き分析する力、発信する力を養う。また、フィールドワークによって、粘り強く調査し検証を行う力も身につける。

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理科は実験や観察実習の時間を多く設け、論理的思考力を養う。磯の生物・地層の観察会、科学館や博物館への理科見学、秋の高尾山ハイキングなど、校外に出かける機会を数多く設ける。

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音楽は中1から高2まで必修で「聖歌」を中心に取り組む。保健体育では中3から「創作ダンス」を始める。総合的な学習では中1で小笠原流礼法を学び、中2~高2で自己啓発のための「SE学習」を週1回2時間(高校は1時間)行う。「SE学習」とは「茶道」「華道」「箏曲」「バレエ」など多彩な講座の中から選択、少人数で学ぶ。ミッション校でありながら、日本の伝統文化を学ぶ機会は多い。

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香蘭は手厚い学習サポートで定評がある。中等科対象の「スタディーホール(自主学習室)」は16時から19時まで開校されている。スタッフが常駐しており、個別質問ができる。中等科では夏期、2学期、3学期に「学習会」(少人数のグループ学習)を行い、弱点補強に努めている。ここでは立大内部進学が内定した高3生が指導する。

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高校での学習

高等科でも中学と同じ先生が指導している。高2からは週7時間の選択科目も設け、高3からは文系・理系のコース分けを行って大学受験に対応している。高等科では夏期・冬期講習会も実施している。
高2の「家庭基礎」の授業では、重量4キロの重りを装着して1日を過ごす「妊婦体験」を行う。

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部活動・イベント

香蘭は日本におけるガールスカウト発足の地である。現在でも部活で「ガールスカウト東京1団」として、スカウト活動ができる。毎年11月23日には香蘭の伝統行事チャリティバザー(100年以上の歴史を誇る)が保護者を交えて行われる。生徒の手作りの作品をバザーにかけ、売り上げを施設などに送る。

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30もの部が活動しており、テニス部やスケート部(都内では珍しい)、ガールスカウト部、人形劇部などが活躍している。クワイヤー(聖歌奉唱団体)は年間数十回の発表がある。行事では秋の文化祭・ヒルダ祭が盛大に行われる。

国際教育

夏休みには、海外語学研修が行われる。中等科生はイギリス・ケンブリッジ大学で大学寮に宿泊。高等科生は英国インターナショナル語学研修(寮生活)か、カナダ・プリンスエドワード島大学でホームステイか選択。語学と同時に環境問題・多民族社会・キャリアについて学ぶ機会を持つ。またカナダ・プリンスエドワード島大学で5ヶ月の中期留学、一年の長期留学も可能。 

(画像はイメージです)

主な併願校

 入試結果

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