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いろいろな野菜づくり
近郊農業
東京などの大都市の近くで、野菜などを作る農業を近郊農業といいます。
近郊農業の長所を二つあげよ!
一つは新鮮なまま消費地に届けることができることね。
正解。やっぱり野菜は新鮮なものがおいしいよね。あと一つは?
近いから、輸送にかかる費用が安くすむことね。
正解。茨城県や千葉県の野菜の生産額は全国でもトップレベルなんだよ。
高冷地農業
野辺山原(長野)や、嬬恋村(群馬)などでは、夏でも涼しい高原の気候を利用した高冷地農業がさかんです。
このように夏でもすずしい高原で栽培される野菜を高原野菜といいます。
冬〜春が旬の野菜を、なぜわざわざ夏に作るのか分かるかな?
他の地方では作れない夏に作れば、もうかるから?
そうだね。レタスを真夏に作るなんて普通できそうもないよね。すぐ腐っちゃいそう。
でも高原なら、夏でも涼しいから。(半袖じゃ寒いくらい) 夏でもピチピチの野菜が作れて、高い値段で売ることができるんだ。
促成栽培
高知平野や宮崎平野は沖合いを暖流の黒潮が流れてるため、冬でも温暖です。南国だけあって太陽に照らされている時間(日照時間)も長いのです。
それでビニールハウスの中で、冬でも野菜が早作り出来るんですね。これを促成栽培といいます。ビニールハウスはボイラーで暖房をしてるイメージがありますが、高知県の海岸線沿いに設置すれば暖かく、ほぼ日照だけで栽培が可能になります。(暖房費を使ったらペイできない)
代表的な促成野菜はなす、ピーマン、きゅうりなどです。
産地のリレー
東京市場に出荷されるキャベツの産地は、季節によって変わっていきます。近郊農業の愛知県や千葉県では、11月〜5月にかけて出荷します。それに対して高冷地農業の群馬県では、夏から初秋にかけて出荷しています。
いつでも美味しい野菜が食べられるのは、野菜のリレーのおかげなのね!
野菜の生産や販売の今
野菜づくりは、とりわけ取り入れの時期に多くの人手が必要になります。外国からの農業実習生の人手にたよることも多いようです。
形がふぞろいなど、見た目が悪い野菜はカット野菜にすれば売ることができます。
カット野菜なら安いし。
一人分くらいなら、カット野菜の量でも十分ね。
おもな野菜の生産地は?
キャベツは愛知県と群馬県が差がなく、入れ替わることもあります。群馬県は嬬恋村の高原野菜で有名です。
レタスは夏の高原野菜として長野の野辺山原が有名です。
はくさいも茨城と長野が差がなく、よく入れ替わります。
ねぎは千葉、埼玉、茨城の3県がほぼ同じ。
たまねぎは佐賀と兵庫がほぼ同じ。兵庫は淡路島が有名ですね。
いろいろなくだものづくり
くだものは野菜のように時期をずらして生産することは難しいです。そのため、産地に偏りが生じます。
レモンの多くは輸入されていますが、広島や愛媛など瀬戸内での生産が増えています。広島県の生口島(いくちじま)で生産がさかんです。
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