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日本の森林を分けると
豊かな日本の森林
日本は世界でも森林が多い国で、国土の約3分の2は森林です。
森林の割合➡︎国土の3分の2
山地の割合➡︎国土の4分の3

混乱しがちなので気をつけよう。
針葉樹林と広葉樹林



まずは地図記号の復習からです。どっちがどっちか覚えてますか?




解答
①針葉樹林 ②広葉樹林




①針葉樹林・・杉・松・ヒノキなど。より早く、まっすぐに伸びる性質があります。木材にするのに適しているので、人の手で植林された人工林の割合が多いです。









確かにまっすぐな木が多いね。



それが針葉樹の特長なんだ。
②広葉樹林・・ブナ・かし・しいなど。広葉樹の森は落ち葉を多く落とすため、水をたくわえたり、腐葉土という栄養のある土を作ったりするはたらきがあります。


(白神山地)
広葉樹は人の手を加えず、自然の力で育った天然林の割合が多いです。


森林の働きは?
森林は多くの雨水を蓄え、少しずつ川に流し出しているため、緑のダムと呼ばれています。


森林は二酸化炭素を吸収するため、地球温暖化をおさえるはたらきがあると考えられます。またきれいな空気をつくるはたらきもあります。


森林には土砂崩れや洪水を防ぐはたらきもあります。








森林を守る取り組み
人間の生活のために特に重要な森林は、保安林として国などが管理をしています。


多摩川上流の山梨県東部〜東京都西部は水源林となっています。


東京都水道局は、この貴重な水源林を120年にわたって所有・管理しています。


出典:東京都水道局HP
日本の林業
すぎ・ひのきなどは苗木を植えて伐採までに50〜60年もかかります。



生まれた時に植えても、切るころにはお年寄りになっちゃうのね!



林業は世代を超えて受け継がれる仕事なんだよ。


木を伐採した斜面などに、苗木を植えていきます。




木の成長をさまたげる雑草を刈り取ります。主に夏に行います。


節のない木材をつくるために、下枝を切り落とします。


木が密集しすぎると日当たりが悪くなります。そこで成長の悪い木などを切り倒し、間隔を空けます。間伐された木は木材として利用されます。




Σ64, CC BY 3.0 , via Wikimedia Commons
成長した木を切り倒し、トラックなどで運び出します。


林業は農業や水産業以上に後継ぎ不足が深刻です。林業で働く人は約6万人ですが、そのうち5人に1人が高齢者で高齢化が進んでいます。そのため若者が林業の道に進みやすくするため、国などがお金を援助する緑の雇用制度が行われています。
見直される国産の木材
もちなおす国内の生産量
林業はおとろえているイメージがありますが、実は2000年代以降、国内の木材生産量は上がってきているのです。



一体何があったの?



ちょうど伐採する時期をむかえた森林が多くなってきたんだ。
加えて、アメリカや中国での木材の値段が上がった(ウッドショック)ことから、国内の木材が価格的にも見直されてきたのです。
新しい技術
うすい木材を垂直に三層以上接合した CLTという建築材が世界的に広まっています。


重さは鉄筋コンクリートの5分の1以下ということで、扱いやすく運びやすい。地震や火事にも強い素材だそうです。(ただし現状ではコストがかかるみたい)
木材を使ったバイオマス発電
木のくずや、枝や木などをの資源を有効利用したバイオマス発電が行われています。


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