アクセス
京王「調布」「飛田給」駅、JR「三鷹」「矢野口」駅からスクールバス
入試日程・募集人数
偏差値
四谷大塚結果80%偏差値
日能研結果R4偏差値
サピックス80%偏差値
進路
併設大学への進学は例年9割前後。高校3年間の学習成績と英検2級、TOEIC 450点以上取得が校内基準とされる。この条件を満たせば全員が推薦され、しかも原則として生徒自身の第一志望学部への進学が認められる。付属校生全員の推薦枠を持つ学校は日本で唯一であるという。例年、商学部、政経学部への進学者が多い。
なお成績基準に達している生徒は、国公立大学ならば推薦権を留保したまま他大学を受験することができる。私立大学についても一部受験は認められるという。外部受験は成績上位者に偏らず、幅広い層からチャレンジしていくそうである。
厳しい内進基準をクリアした明明生は、明治大学の学部からも優秀な人材として歓迎されている。明明出身者は、かつて司法試験1位合格、公認会計士1位合格者も輩出したことがある。
明治大学への推薦
学校の紹介
基本情報
週6日制・登校時刻8:35 制服あり 5クラス(高校は7)
沿革・校風
1912年に明治大学が同一法人のもとに経営する唯一の付属校として、神田駿河台に設置。創立当時は麻布、開成、明治が御三家的扱いであったとか。1948年学制改革に際し、名実ともに大学付属の中高等学校として確立、今日に至る。2008年より調布に移転し、男女共学となる。明治大学の直系校として、大学の中核となる人材育成を目的としている。
大学までの10年間一貫教育として、大学受験のためではない、社会に出て役立つような付属校ならではの教育を行っている。特に英語教育に注力し、「グローバル化の進展」に対応するための基礎教育を志向している。
新キャンパスと共学化以降、男子校時代の面影は薄れ、明るい共学校のイメージが定着している。男女仲が良く、ゆとりがあり、部活も思い切り出来る環境である。力のある女子の受験者が増えてきたこともあってか、女子の比率は増している。2020年度からは男女比率は1:1で募集されている。
マーチとして括られることが多いが、明大明治はそこから頭ひとつ抜け出した感があり、近年は早慶附属に迫る人気と存在感を示している。明治大学は「就職の明治」と呼ばれるほど就職に強い学校と評価されているが、とりわけ明明生は「総明会」(明明OB,OGによる支援組織)による就職支援サポートを受けられる。
環境
調布に移転し、旧校舎比で敷地面積は5.5倍となった。現在は3つのSをキャンパスコンセプトとしている。
①Studyである。HR教室は全教室南向きで、プラズマディスプレイを完備。2022年夏にはプロジェクタ・スクリーンに更新される。床は天然無垢材のフローリングで、スポーツバッグ用の収納ロッカーもある。
6万冊以上蔵書の「図書館」は大きな窓で採光。50台のノートPCを配備している。コンピューター教室はCall1(Windows)とCall2(Macbook)の2つがある。
②Spaceである。ゆったりとした廊下は幅6mと4m。全廊下にベンチが設置されている。廊下の両側の教室へ生徒が移動する際にも混雑しない広さである。
全校生1450名収容の「鵜澤総明ホール(講堂)」は映像設備やグランドピアノを完備している。336名収容の「多目的教室」は学年集会や説明会に使用される。2階、3階の「フリースペース」には丸椅子と机が配置され、質問や補習、くつろぎなどに活用できる。
天井6mの吹き抜けの「食堂・カフェテリア」ではワンコインでランチや定食が食べられる。中庭を見ながらゆったり食事ができる。総座席350席。飲み物の自動販売機もある。売店「明大マート」では制服の販売もしている。
③Sportsである。全面人工芝のグラウンドは軟式野球場で2面、サッカーコートで1面とることが出来る広さである。
2つの体育館に、砂入り人工芝のテニスコート5面、150畳の柔道場、2面分の剣道場、約10種類のマシンを完備したトレーニングルームなど。また「府中グラウンド」は硬式野球部が使用する。外野が天然芝で、公式戦にも使用している。
中学での学習
生徒一人一人を丁寧に指導していくため、中学部では35名5クラスの体制で授業を行う。週6日間34時間授業と十分な授業時間を確保している。特に主要5教科に授業時間を重点配当している。
英数は検定外の教科書(「NewTreasure」と「体系数学」)を使用し、基礎に重点を置きながらも、ある程度の先取り学習を行っている。特に英語は力を入れており、週7時間のうち、外国人講師による英会話が1時間、少人数授業(20名程度)も4時間行う。中2・3は習熟度別にクラスを分けている。英語は中3・高1全員参加のスピーチコンテストも行われている。多読にも力を入れており、ここで培った英文読解力が大学での原書購読において大きな威力を発揮する。いわゆる「附属上がり」の、ゆるいイメージと違って、明明生の英語力は大学受験組のそれを凌駕しているという。
放課後(7時限め)に週1回2時間の指名制の英数補習講座を行っている。成績不振者には夏休みに1週間の「夏期補習」を行いフォローしていく。
資格取得も活発で、中3で英検準2級、高校卒業までに2級取得を目標としている。また独自の校内計算検定・漢字検定を年5回の定期考査に組み込む形で実施している。
高校への内部進学は中3の学習成績および英検準2級(1次)合格が条件となる。明明の中3生は英検準2級完全取得者が94%ほどなので、それほどキツイ基準ではないそうだ。
高校での学習
高校では高入生100名と完全混合クラスとなる。高校部では40名7クラスの体制で授業を行う。
高1・高2はすべての科目を必修とする。文系でも数的論理や統計データがわかり、理系でも倫理観や柔軟性の大切さを理解できるように、幅広い学びの機会を提供していく。
高3から文・理コースに分け、希望進路に合わせた科目を選択することができる。将来を見据えて簿記の勉強を希望する生徒も多く、講座が開設されている。高3では「小論文演習」を全員が履修する。カリキュラムに「TOEIC演習」を組み込んでおり、高3までに450点以上取得を目標とする。
高2対象に、大学の教員が直接授業を担当する「高大連携講座」を週2時間設けており、明治大学と連携した教育を推進している。また高3の希望者が在学中に明治大学の授業を一部受講し、大学入学後に学部単位として認定される「プレカレッジプログラム」を実施している。
部活動・イベント
班・部活動は約40あり、中学ではほぼ全員が参加している。野球、サッカー、バスケ、スキー、硬式テニス、吹奏楽、書道、マンドリン部などが実績をあげている。ただしスクールバスの都合があるため、18:30までには下校しないといけないため、限られた時間の中で集中して活動しているようだ。
新入生は入学すると、まず東京六大学野球観戦があり、明治精神を叩き込まれる。行事は秋の紫紺祭(文化祭)や体育祭など。
国際教育
中学生の初級者向けには、福島県のブリティッシュ・ヒルズで英語づけの3日間を過ごす「イングリッシュ・キャンプ」を実施している。
夏休みには中3~高3の希望者を対象にした、約3週間のカナダ語学研修(バンクーバー)を実施する。初級から上級までレベルに合わせて3つのコースを選択できる。毎年40名前後の生徒が参加している。
2018年からは高3対象に大学進学直前の年末〜3学期にカナダ・ヨーク大学の3ヶ月研修を行っている。ここではヨーク大学授業聴講も一部可能になる。
主な併願校
おすすめ併願校
1日に中大附属や、明大八王子を持ってきて、2日に明明チャレンジという「上げていくパターン」と、1日に早実や早大学院を持ってきて、2日に明明という「下げていくパターン」の2つがあります。どちらが合格できるかというと、やはり後者。まずはトップ校をも視野に入れながら高いレベルの勉強をしていくことが必要です。「あわよくば早実合格」ぐらいのレベルの勉強をしていて、ギリギリ明明合格みたいな世界でしょうね。成績が伸びなければ結果的に1日を落としてもいいので、最初は高目を目指してやっていくのがいいでしょう。
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