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今回は日本の気候・災害についてです。季節風と海流を確認した上で、雨温図を読み取れるようにしましょう。
雨や雪の多い日本
日本列島は山がちな地形で、内陸部に山地や山脈などがあります。
そこに季節風によって運ばれた雨雲や雪雲がやってきて、山地にぶつかり雨や雪を降らせます。
日本の気候を分けると?
南西諸島の気候
南西諸島の雨温図の見分け型は簡単です。那覇市は1月でも平均気温17℃と冬でも温暖です。(そのわりに夏は30℃を越えません)梅雨に入るのは5月頃で、6月には梅雨明けしてしまうため、7月の降水量は少ないのです。
太平洋側の気候
太平洋側には、夏の季節風が吹きます。そのため夏に降水量が多く、冬に少なくなる凸型になります。
日本海側の気候
日本海側には、冬の季節風が吹きます。そのため冬に降水量が多く、凹型になります。夏もそれほど乾燥するわけではありません。
ここまでは比較的分かりやすいのです。
まだあるの?
あと3つあります。いずれも雨が少ない地域で、「少雨3(スリー)」といいます。
「少雨3(スリー)」?初めて聞いた!
ブログ主が勝手に作った言葉だよ。下の雨温図を見てみて。
なんでスリーなの?
いい質問だね。入試で問われやすい少雨地域が主に3地域あるからさ。
やっぱりそうか
少雨3
- 北海道地方の気候
- 中央高地(例 長野県)の気候
- 瀬戸内(例 讃岐平野)の気候
北海道地方の気候
降水量の棒グラフが赤線の下になるので「少雨地域」と分かる。
気温の折れ線グラフを見てみよう。年初(1月〜3月くらいまで)と、年末(12月ごろ)の2回も平均気温が0℃を下回ることが分かりますね。
底なし沼をイメージしてみよう。足がハマったら抜け出せない。
超こわいね。
その沼に2回ズボズボっとハマったら、北海道地方の気候と覚えましょう!
中央高地の気候
降水量の棒グラフが赤線の下になるので「少雨地域」と分かる。
気温の折れ線グラフを見てみよう。年初(1月〜2月くらい)の1回だけ平均気温が0℃を下回ることが分かりますね。12月は0℃以上になります。
平均気温0℃を下回るのは年初の1回だけなんだ。
なるほど。今度はズボが1回だけね。
瀬戸内の気候
降水量の棒グラフが赤線の下になるので「少雨地域」と分かる。
瀬戸内はさすがに温暖。一度も0℃以下にならないね。
一度もズボらないのね。
日本の気候と自然災害
東北地方の太平洋側に北東から吹く、夏の冷たい風をやませといいます。
やませが吹くと夏場でも気温が上がらず、冷害が起こりやすくなります。ひどい冷害の年は、米の収穫量にも悪い影響が出ます。
春から夏にかけて、夜の冷え込みがはげしい日に霜が発生しやすくなります。霜とは氷の結晶のことです。
霜によって作物に被害が出ることを霜害(そうがい)といいます。茶畑ではファンを設置して、冷たい空気がたまらないようにして、霜がおりるのを防いでいます。
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